特許
J-GLOBAL ID:200903055529338265

建築物の躯体施工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 義朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-115251
公開番号(公開出願番号):特開平11-303386
出願日: 1998年04月24日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】主要部が鉄筋コンクリートからなる建築物の躯体施工方法において、作業性の向上、工期の短縮、工費の削減及び工事廃棄物の減少を実現する。【解決手段】鉄骨、先組みトラス、集成材、プレキャストコンクリートからなる床梁2を、柱又は耐力壁1の構築予定位置間に架設し、この上にデッキプレート31等の埋設式の床スラブ型枠を敷設することにより、床梁2や床スラブ3など躯体の水平部分に対する型枠の建込み作業を不要とし、該水平部分に設ける床梁用支保工54や床スラブ用支保工55の数量を削減する。また、柱型枠又は壁型枠の屋内側の堰板41には、内装用下地材として兼用しうる非脱型式の型枠パネルを使用し、屋外側の堰板42には、FRP製の型枠パネルを使用する。
請求項(抜粋):
鉄筋コンクリートからなる柱又は耐力壁と、これら柱又は耐力壁の間に架設される床梁と、床梁上に形成される鉄筋コンクリートからなる床スラブとから構成される建築物の躯体施工方法であって、柱又は耐力壁の構築予定位置に、該柱又は耐力壁の構造鉄筋を組み上げて、柱型枠又は壁型枠を建て込み、鉄骨、先組みトラス、集成材若しくはプレキャストコンクリートをあらかじめ所定形状に加工して形成し、その端縁部にアンカー部材を接合してなる床梁を、該アンカー部材が前記柱型枠又は壁型枠内に配置されるようにして前記柱又は耐力壁の構築予定位置間に架設するとともに、前記柱型枠内又は壁型枠内、あるいはその近傍に床梁用支保工を組み立て、該床梁用支保工により前記床梁を支承し、端縁部にアンカー部材を設けてなる埋設式の床スラブ型枠を、該アンカー部材が前記柱型枠又は壁型枠内に配置されるようにして前記床梁上に敷設するとともに、前記柱型枠内又は壁型枠内、あるいはその近傍に床スラブ用支保工を組み立て、該床スラブ用支保工により前記床スラブ型枠を支承し、前記床スラブ型枠上に床スラブ鉄筋を配設した後、前記柱型枠内又は壁型枠内と床スラブ型枠内とに躯体コンクリートを打設することにより、1階層分の柱又は耐力壁と床スラブとを一体的に構築することを特徴とする建築物の躯体施工方法。

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