特許
J-GLOBAL ID:200903055544693250

共有データのベクトル処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-265938
公開番号(公開出願番号):特開平5-108699
出願日: 1991年10月15日
公開日(公表日): 1993年04月30日
要約:
【要約】【目的】 本発明の目的は、共有部分がある複数データの SIMD 並列計算機またはパイプライン型ベクトル計算機によるベクトル処理方法を提供することにある。【構成】 複数のデータからなる集合をそれぞれ並列処理可能な複数のデータ集合 051 に並列処理によって分割し (ステップ 052) 、分割後の一集合に属するデータは並列処理し (ステップ 072、073)、ことなるデータ集合に属するデータどうしは逐次に処理する。【効果】 従来はできなかった共有部分がある複数データのベクトル処理を可能にし、また資源のロックという高価な手段を使用せずに共有資源の排他的アクセスを可能にする。
請求項(抜粋):
パイプライン型ベクトル計算機または SIMD 型並列計算機において、共有部分がある複数の構造データまたはポインタ・データのそれぞれの要素に特定の処理をおこなう場合であって、前記の複数のデータのうちのどのデータとどのデータとのあいだに共有部分が生じるかがあらかじめわからないために前記の複数のデータのすべてを並列処理することができない場合に、(a) 前記の複数のデータからなる第 1 のデータ集合を、その要素の値またはアドレスを参照することによって各要素が並列処理可能であるかどうかを判定し、その結果にもとづいてそれぞれが並列処理可能な複数の第 2のデータ集合に分割し、(b) 前記の複数の第 2 のデータ集合のうちのひとつに属する複数のデータに対しては前記の特定の処理を並列に実行し、複数のことなる第 2 のデータ集合に属するデータどうしに対しては前記の特定の処理を逐次に実行することを特徴とする、共有データのベクトル処理方法。
IPC (3件):
G06F 15/347 ,  G06F 9/38 310 ,  G06F 9/46 340

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