特許
J-GLOBAL ID:200903055563416895

深絞り加工性および塗膜密着性に優れた潤滑性樹脂被覆金属板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-187842
公開番号(公開出願番号):特開平10-029267
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 連続加工を行なった時の黒変等を軽減でき、また加工後の塗装性を害することもなく、安定して優れた深絞り加工性を発揮し得る様な潤滑性樹脂被覆金属板を提供する。【解決手段】 被覆表面に突起を有する潤滑性樹脂被覆金属板において、該被覆金属板表面における突起の突出高さ、突出面積、突出個数等を定量化し、固体潤滑剤粒子の被覆からの脱落による黒変等の障害を起こすことなく安定した深絞り加工性を有し、しかも加工後の仕上げ塗装性も良好な潤滑性樹脂被覆金属板を開示する。
請求項(抜粋):
表面に突起を有する潤滑性樹脂被覆金属板において、該被覆金属板表面に対して垂直な方向から、任意の突起を観察したときの走査型電子顕微鏡視野に表われる投影図形における任意方向(A-A<SB>0</SB> -A’方向:但しA<SB>0</SB> は該投影図形の中心点)の径をD<SB>0</SB> 、上記A<SB>0</SB> 点から立てた垂線A<SB>0</SB> -A<SB>1</SB> と上記A-A<SB>0</SB> -A’方向に引いた仮想線を含む面P内で、前記垂線A<SB>0</SB> -A<SB>1</SB> を70°回転させた方向(A<SB>0</SB> -A<SB>2</SB> 方向)から上記と同一の突起を観察したときの走査型電子顕微鏡視野に表われる投影図形における前記面Pによって切られる方向(D-D’方向)の径をD<SB>70</SB>とし、下記式(1)の関係を満足する突起の個数をN<SB>A</SB> 、 D<SB>70</SB>/D<SB>0</SB> ≧0.35 ...(1)上記式(1)と下記式(2)の関係を共に満足する突起の個数をN<SB>B</SB> としたとき、 0.85≧D<SB>70</SB>/D<SB>0</SB> ≧0.35 ...(2)上記N<SB>A</SB> 、N<SB>B</SB> が下記式(3)の関係を満たし、 N<SB>B</SB> /N<SB>A</SB> ≧0.95 ...(3)且つ前記被覆金属板表面に対して垂直な方向(A<SB>1</SB> -A<SB>0</SB> 方向)から走査型電子顕微鏡によって観察され、前記式(2)の関係を満足する突起の投影図形に現われる面積の総和ΣSが、同じ方法によって観察される投影図形の全表面積Aに対して下記式(4)の関係を満足することを特徴とする深絞り加工性および塗膜密着性に優れた潤滑性樹脂被覆金属板。 0.08<ΣS/A≦0.4 ...(4)
IPC (3件):
B32B 15/08 ,  B05D 7/14 ,  B21D 22/20
FI (3件):
B32B 15/08 G ,  B05D 7/14 J ,  B21D 22/20 G

前のページに戻る