特許
J-GLOBAL ID:200903055573014914

センサレスブラシレスDCモータの速度制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-131239
公開番号(公開出願番号):特開平9-294391
出願日: 1996年04月25日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【目的】 センサレスブラシレスDCモータの回転子を、その回転停止時において磁極位置を検出するとともに、回転後は、誘起電圧が利用できない極低速回転領域でも、回転子をスムーズに回転するようにした。【構成】 回転子3の磁極位置検出時、最初に2相通電を行って磁極位置を検出した固定子巻線2u,2v,2wの所定の通電相を記憶する手段と、回転子3の極低速回転時に前記2相通電を行った所要の固定子巻線2u,2v,2wにデューティ比50%を越える高周波電圧を印加し、非通電相に生じる電圧及びその電圧の振幅のピーク値を検出する手段と、前記電圧の振幅のピーク値をあらかじめデータテーブルに設定した所定の通電パターンの閾値算出用比率により演算処理して、各通電パターンの切換タイミング用の閾値を算出する手段と、前記閾値と各通電パターンの電圧値とを比較して各通電パターンを所定の切換タイミングで切換える手段とを備え、回転子3を誘起電圧が利用できない極低速回転領域で、前記各通電パターンを所定の閾値で順次切換えて極低速回転を可能としたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
2相通電時の非通電相で検出する高周波電圧の信号によりセンサレスブラシレスDCモータの回転子の磁極位置を推定し、かつ、前記検出信号により前記モータの回転子速度を制御するようにしたセンサレスブラシレスDCモータの速度制御装置において、一対のトランジスタにより直列回路を3相分形成して各相毎に前記センサレスブラシレスDCモータの各相固定子巻線の所要相と個別に接続して構成したインバータ回路と、このインバータ回路の各直列回路に直流電力を印加する直流電源と、更に、前記インバータ回路の一つの直列回路のトランジスタと別の一つの直列回路のトランジスタとをオンさせて、デューティ比50%を越える高周波電圧を、回転子の停止時における磁極位置推定により判別した通電相の固定子巻線に印加して2相通電を行う手段と、前記2相通電時に残存する非通電相の固定子巻線に生ずる高周波電圧を検出する手段と、前記検出した高周波電圧により回転子の停止時における磁極位置推定情報に対応する通電相を基準として回転子の極低速回転時における2相通電の切換タイミングを演算処理して前記2相通電を順次所定の通電パターンに従って切換える手段とからなる制御手段とを備えて構成したことを特徴とするセンサレスブラシレスDCモータの速度制御装置。
IPC (2件):
H02P 6/18 ,  H02K 29/00
FI (2件):
H02P 6/02 371 T ,  H02K 29/00 Z

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