特許
J-GLOBAL ID:200903055576204366

C型肝炎ウイルスに特異的な細胞障害性T細胞を刺激するためのペプチド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-501656
公開番号(公開出願番号):特表平8-501282
出願日: 1993年06月10日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】C型肝炎ウイルスのNS5領域によってコードされたタンパク質に対する細胞障害性T細胞応答を、両親媒性アルゴリズムによってT細胞エピトープの候補として選択されたNS5由来の28個のぺプチドを用いて決定した。BALB/cマウスにおいては、16残基の合成ぺプチドによって示される比較的保存された1つのエピトープがDdクラスI主要組織適合性複合体(MHC)分子によって定型のCD4-CD8+CTLに提供された。ChironのHCV1単離物のポリタンパク質のアミノ酸残基2422-2437を示す例示ぺプチドは、アミノ酸配列MSYSWTGALVTPCAAE(SEQ ID NO:1)を有していた。このぺプチドに特異的なCTL系は、各々が保存性置換を有する既知の2つのNS5配列変異体を認識した。従って、CTLはモデル標的細胞上のクラスIのMHC分子と結合して、RNAポリメラーゼと推定されるHCVのNS5遺伝子の産物を認識し、ウイルスに感染した肝細胞またはその他の任意の細胞の同じエピトープを認識し得る。
請求項(抜粋):
MSYSWTGALVVPCAAE(SEQ ID NO:1)、MSYTWTGALVTPCAAE(SEQ IDNO:2)及びMSYTWTGALITPCAAE(SEQID NO:3)から成るグループから選択された配列の8個以上の連続残基から成る第一セグメントを含むペプチドであって、前記セグメントがC型肝炎ウイルスのNS5タンパク質を発現する細胞に対して哺乳動物のリンパ球中に細胞障害性T細胞応答を誘発するT細胞エピトープであり、前記ペプチドの長さが8残基以上で50残基未満であることを特徴とするペプチド。
IPC (8件):
C07K 7/06 ZNA ,  A61K 38/00 ABA ,  A61K 39/29 ,  C07K 7/08 ,  C07K 14/18 ,  G01N 33/53 ,  G01N 33/569 ,  G01N 33/576

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