特許
J-GLOBAL ID:200903055582401661

分級点可変型サイクロン装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三原 靖雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-097861
公開番号(公開出願番号):特開平8-266938
出願日: 1995年03月29日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】粒径が分布している粉体について、分級性能を悪化させることなく分級点を変更可能とするとともに粗大粒子の飛散防止効果及び分級性能の保持効果を増補して、任意粒径の粉体捕集を可能とする。【構成】上方に直筒部21と下方に逆円錐台形状部22とを連設した胴筒2を有するサイクロン塔本体1が、分散粉体を含んだ空気流の吹込先端の断面積を可変に調整するようにした円弧状の移動式案内板31と、胴筒2の上方から弱い負圧を作用して微粉を回収するための上下可動式出口管4と、拡大部23a及びエッジ部23bを有して胴筒2を垂直姿勢の上下二段からなる段付き構造とするエッジ付き拡大部23と、胴筒2下端に開口接続する粗粉回収手段5の開口接続部に設けられ上下動してこれらの間に環状の隙間を形成する可動円錐体6と、ブローアップ及びブローダウン機構7,8とを具備するものである。
請求項(抜粋):
粒径が分布している粉体を分級及び捕集するためのサイクロン装置において、粉体の分級点を可変に調整し任意粒径の粉体を選択的に捕集するようにした分級点可変型サイクロン装置であって、上方に直筒部と下方に逆円錐台形状部とを連設した胴筒を有するサイクロン塔本体が、分散粉体を含んだ空気流をサイクロン塔本体の内壁面に沿って周方向に吸い込むために直筒部に設けられた全円周渦巻状粉体導入手段の内部に進退可能なスライド壁を形成して空気流の吹込先端の断面積を可変に調整するようにした円弧状の移動式案内板と;胴筒上部の中央位置から直筒部内に可変長に垂下して下端が開口し導入された空気流が胴筒内周壁に沿って旋回することで形成される渦流の中心部に上方から弱い負圧を作用して微粉を回収するための上下可動式出口管と;胴筒の概略中間位置で逆円錐台形状部の絞り径を胴筒の接線方向に拡径した拡大部を設けて垂直姿勢の上下二段からなる段付き構造とするとともに下部逆円錐台形状部の天蓋を形成し、上部逆円錐台形状部の下端を下部逆円錐台形状部内に一定長垂下したエッジ部を設けて開口連絡するようにしたエッジ付き拡大部と;胴筒下端に開口接続し前記渦流に乗って沈降する粗粉を回収するための粗粉回収手段の開口接続部に設けられ、下側から上方の胴筒内に向かって円錐形の尖頂部が臨むように対向し上下動してこれらの間に環状の隙間を形成する可動円錐体と;この可動円錐体を収容する粗粉回収手段上部の壁面に給気ポート及び排気ポートを設けて外部から渦流速度を調整して分級点可動を増補するためのブローアップ及びブローダウン機構とを具備したことを特徴とする分級点可変型サイクロン装置。
IPC (4件):
B04C 5/14 ,  B04C 5/04 ,  B04C 5/181 ,  F23C 11/02 307
FI (4件):
B04C 5/14 ,  B04C 5/04 ,  B04C 5/181 ,  F23C 11/02 307

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