特許
J-GLOBAL ID:200903055595325115

工作機械の最適加工条件を決定するための方法および装置、並びに最適加工条件決定プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武石 靖彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-057929
公開番号(公開出願番号):特開2002-254272
出願日: 2001年03月02日
公開日(公表日): 2002年09月10日
要約:
【要約】【課題】切削加工または研削加工のコストを最小にし得る最適加工条件を、熟練を要することなく簡単に求める。【解決手段】工作機械に関する加工パラメータと、加工パラメータの関数としての工具寿命との関数としてのコスト関数を決定する(S1)。加工パラメータの値をN通り決定する(S2)。N通りの加工パラメータの値を用いて、試し加工を行い加工中に計測可能な物理量を計測して工具寿命を求め、加工パラメータの値と工具寿命とからなるデータの組をN個得る(S3)。N個のデータの組に基づき、加工パラメータの値を教師入力データ、工具寿命を教師出力データとして非線形関数学習器に学習させる(S4)。学習させた加工パラメータと工具寿命との関係式をコスト関数に組み込み、最適化手法を用いて加工コストを最小にし得る加工パラメータの値を求める(S5)。
請求項(抜粋):
工作機械による切削加工または研削加工に際して加工コストを最小にし得る最適加工条件を決定するための方法であって、工作機械に関する加工パラメータと、前記加工パラメータの関数としての工具寿命と、の関数としての前記工作機械のコスト関数を決定するステップと、前記加工パラメータの値をN通り決定するステップと、前記N通りの加工パラメータの値をそれぞれ用いて、前記工作機械による試し加工を行い、加工中に計測可能な物理量を計測することによって前記N通りの加工パラメータの値のそれぞれに対する工具寿命を求め、加工パラメータの値とそれに対応する工具寿命とからなるデータの組をN個得るステップと、非線形関数学習器を準備し、前記N個のデータの組に基づき、加工パラメータの値を教師入力データとし、それに対応する工具寿命を教師出力データとして、前記非線形関数学習器に学習させるステップと、前記非線形関数学習器に学習させた前記加工パラメータと前記工具寿命との関係を示す近似式を前記コスト関数に組み込み、最適化手法を用いながら、加工コストを最小にする加工パラメータの値を、最適加工条件として求めるステップと、からなっていることを特徴とする方法。

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