特許
J-GLOBAL ID:200903055598510894

ポリエステル繊維を含有する編織物の減量加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔦田 璋子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-165025
公開番号(公開出願番号):特開平8-035172
出願日: 1994年07月18日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【構成】 塩基性物質でポリエステル繊維を加水分解することにより、ポリエステル繊維を含有する編織物を減量せしめる加工方法であって、加水分解処理中の反応容器内における溶液の塩基性物質の濃度を定期的にまたは連続的に監視しながら、この値が常に一定の値を保持するように塩基性物質を間欠的にまたは連続的に注入する。【効果】 加工浴比を小さくしても、加工初期濃度と終点付近濃度の間に差が発現するおそれはなく、加工処理時間の長期化の問題や、反応初期と反応終点付近とで繊維に対する加工の度合い(程度)が変わり仕上がりの風合いが悪くなるという問題、さらには繊維強度が著しく低下するといった問題を回避することができる。
請求項(抜粋):
塩基性物質でポリエステル繊維を加水分解することにより、ポリエステル繊維を含有する編織物を減量せしめる加工方法であって、次の(a)〜(g)の各工程よりなることを特徴とする減量加工方法。(a)ポリエステル繊維を含有する編織物を反応容器内に入れる前あるいは後または同時に、塩基性物質を投入する。(b)反応容器内における溶液の塩基性物質の濃度あるいはこれによって変化する物性値を測定し、この測定値を基準値(CB)とする。(c)前記編織物におけるポリエステル繊維の重量と目標減量率とによって、塩基性物質の理論上の必要量(V)、あるいは減量率誤差許容範囲内に相当する理論上の必要量(V ́)を算出する。(d)前記反応容器内の温度を上げて加水分解反応を開始する。(e)加水分解処理中の反応容器内における溶液の塩基性物質の濃度あるいはこれにより変化する物性値を定期的にまたは連続的に監視しながら、前記基準値(CB)が一定の値を保持するように塩基性物質を間欠的にまたは連続的に注入する。(f)前記(e)工程で注入した塩基性物質の積算量が、前記必要量(V)、あるいは前記必要量(V ́)に接近した時、加水分解反応が停止しない程度に反応容器内の温度を下げる。(g)前記(e)工程で注入した塩基性物質の積算量が、前記必要量(V)、あるいは前記必要量(V ́)に到達した時、加水分解反応を停止する。
IPC (4件):
D06M 11/38 ,  C08F 8/12 ,  D06B 19/00 ,  D06M101:32

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