特許
J-GLOBAL ID:200903055603566348

異常対策機能を有する歯車式自動変速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-348968
公開番号(公開出願番号):特開2001-165309
出願日: 1999年12月08日
公開日(公表日): 2001年06月22日
要約:
【要約】【課題】 歯車式自動変速装置のギヤ切替機構を切替えるシフトアンドセレクトレバーの位置を検出するストロークセンサが故障した場合でも車両を安全に発進可能とする。【解決手段】 歯車式自動変速装置において、1-2速又は3-4速用等の複数のシフトフォークをセレクト方向に並設し、所望シフトフォークを選択するためにセレクト方向に割出し移動し、選択したシフトフォークと係合してシフト方向に移動するシフトアンドセレクトレバーを設け、このレバーをセレクト方向の一方端に配置した1-2速用シフトフォークに向けて付勢するスプリングを設け、異常検出時、シフト駆動手段を作動させて前記レバーをシフト方向にハイ位置に向けて移動させ、次にシフト駆動手段を反対側に作動させてロー位置に向けて移動させることにより、異常停車後の発進時に前記ギヤ切替機構を車両の発進可能な1速に切替えるようにした。
請求項(抜粋):
一方側位置、中立位置、他方側位置に割出し移動されて各ギヤ切替機構を低速、中立、高速に切替える複数のシフトフォークをシフト方向に移動可能にハウジングに並設し、シフトアンドセレクトレバーの係合部を前記シフト方向及びシフト方向と直角なセレクト方向に移動可能に前記シフトフォークの背面に対抗して前記ハウジングに装架し、前記シフト方向において前記シフトアンドセレクトレバーの係合部と係合し、セレクト方向において前記係合部が通過可能な凹部を各シフトフォークの背面に設け、全シフトフォークが中立位置に割出されたとき全ての凹部はセレクト方向に整列して中立位置に割出された前記シフトアンドセレクトレバーの係合部のセレクト方向移動を可能とし、前記シフトアンドセレクトレバーの係合部をシフト方向に沿って一方側位置、中立位置、他方側位置に割出し移動するシフト駆動手段と、前記中立位置に割出されたシフトアンドセレクトレバーの係合部が前記中立位置に位置する各シフトフォークの凹部に係合する複数のゲート位置に前記シフトアンドセレクトレバーの係合部を前記セレクト方向に沿って割出し移動するセレクト駆動手段を設け、前記シフトアンドセレクトレバーの係合部のシフト方向位置を検出するシフトストローク検出手段及びセレクト方向位置を検出するセレクトストローク検出手段を設けた歯車式自動変速装置において、前記シフトアンドセレクトレバーの係合部をセレクト方向の一方端に配置された低速用シフトフォークに向けて付勢する弾機部材を設け、前記低速用シフトフォークは一方側位置に割出されたとき対応するギヤ切替機構を車両の発進可能な低速に切替える配列とし、前記歯車式自動変速装置の異常が検出されたとき、シフト駆動手段を作動させて前記シフトアンドセレクトレバーの係合部を他方側位置に向けて低速で少なくとも一方側位置と他方側位置の間隔の半分を移動させる指令を出力し、その後シフト駆動手段を反対側に作動させ、前記シフトアンドセレクトレバーの係合部を前記一方側位置に向けて低速で少なくとも他方側位置と一方側位置の間隔を移動させて前記ギヤ切替機構を車両の発進可能な低速に切替える制御手段を備えたことを特徴とする異常対策機能を有する歯車式自動変速装置。
Fターム (8件):
3J067AA01 ,  3J067AA05 ,  3J067AC05 ,  3J067BA12 ,  3J067EA04 ,  3J067EA31 ,  3J067FB73 ,  3J067GA01

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