特許
J-GLOBAL ID:200903055619473102

磁気ディスク装置のクロック再生回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-233686
公開番号(公開出願番号):特開平6-084289
出願日: 1992年09月01日
公開日(公表日): 1994年03月25日
要約:
【要約】【目的】 磁気ディスク装置のクロック再生回路に関し、この回路において擬似引き込みが発生せず、正確なクロック再生を可能にすることを目的とする。【構成】 データのプリアンブル部にトレーニング信号が記録されたゾーンビット方式の磁気ディスク装置において、再生信号からサンプリング信号Ynを作るサンプルホルダ1と、信号Ynから位相誤差Znを検出する位相比較器10と、ループフィルタ8と、平滑後の位相誤差Znで発振周波数が制御される電圧制御発振器9と、分周器11と、パーシャル等化後のトレーニング信号からクロック成分を抽出するクロック抽出回路12と、分周器11の出力とクロック抽出回路12の出力から位相誤差を求める位相比較器13と、データのプリアンブル部の再生時には位相比較器13をループフィルタ8に接続し、データ部の再生時には、位相比較器10をループフィルタ8に接続する切換スイッチ14とからクロック再生回路を構成する。
請求項(抜粋):
ゾーンビット記録方式でデータが記録され、データのプリアンブル部にトレーニング信号が記録された磁気ディスクから読み出された再生信号をパーシャル等化後にサンプリングし、このサンプリング再生信号からデータおよびクロックを再生する磁気ディスク装置のクロック再生回路であって、再生信号からサンプリング信号(Yn)を作るサンプルホルダ(1) と、前記サンプリング信号(Yn)の+1, 0, -1の3値を判定して、判定信号(Xn)を作る3値判定回路(2) と、前記サンプリング信号(Yn)から1シンボル遅れた遅延サンプリング信号(Yn-1)を作る第1の遅延手段(3) と、前記判定信号(Xn)から1シンボル遅れた遅延判定信号(Xn-1)を作る第2の遅延手段(4) と、前記遅延サンプリング信号(Yn-1)と前記判定信号(Xn)との積を演算する第1の掛け算器(5)と、前記サンプリング信号(Yn)と前記遅延判定信号(Xn-1)との積を演算する第2の掛け算器(6) 、および前記第1と第2の掛け算器(5), (6)から得られた積の差分を演算してクロックと再生波形の信号点との位相誤差(Zn)を検出する引き算器(7) とを備えたパーシャルレスポンス用位相比較器(10)と、検出された位相誤差(Zn)を平滑化するループフィルタ(8) と、平滑後の位相誤差(Zn)で発振周波数が制御される電圧制御発振器(9) と、この電圧制御発振器(9) の信号出力を分周する分周器(11)と、前記パーシャル等化後のトレーニング信号からクロック成分を抽出するクロック抽出回路(12)と、前記分周器(11)の出力信号と、クロック抽出回路(12)の出力信号とを位相比較して位相誤差を求める位相比較器(13)と、前記パーシャルレスポンス用位相比較器(10)と前記位相比較器(13)、および前記ループフィルタ(8) の間に設けられ、データのプリアンブル部の再生時には、前記位相比較器(13)を前記ループフィルタ(8) に接続し、データ部の再生時には、前記パーシャルレスポンス用位相比較器(10)を前記ループフィルタ(8) に接続する切換スイッチ(14)とを備えることを特徴とする磁気ディスク装置のクロック再生回路。

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