特許
J-GLOBAL ID:200903055650052107
車両の箱形荷台等における扉の取付装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-238189
公開番号(公開出願番号):特開平7-089467
出願日: 1993年09月24日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【目的】 バン型トラックの箱形荷台等の側壁開口部の縦枠部材に対して、扉を180°開閉自在に取り付ける。扉の取付部分のヒンジの回転機構を簡素化し、従来の丁番を不要として、錆の発生がなく、美観を向上する。扉の取付部からの雨水の浸入を防止し、雨仕舞を良くする。扉の取付工数を削減する。軽量化を果たす。取付精度を確実に出し、動作性にすぐれた扉の取付装置を提供する。【構成】 荷台側壁15a 開口部の縦枠部材1 に扉10を取り付けるヒンジ5 が、縦枠部材1 側の第1ヒンジ構成部2 と、扉10の側枠部材11側の第2ヒンジ構成部12と、連結部材21側の第3ヒンジ構成部22および第4ヒンジ構成部32とで構成されている。扉10を開く場合、まず扉10のみが連結部材21に対して略90°回転し、ついで扉10が連結部材21と一緒にさらに縦枠部材1 に対して略90°回転し、結果として扉11が略180°開かれる。
請求項(抜粋):
車両の箱形荷台(15)等の側壁(15a) 開口部一側の縦枠部材(1) に設けられた第1ヒンジ構成部(2) と、同開口部を開閉する扉(10)の側枠部材(11)に設けられた第2ヒンジ構成部(12)と、縦枠部材(1) および扉側枠部材(11)を連結する連結部材(21)の一側に設けられかつ縦枠部材(1) の第1ヒンジ構成部(2) に組み合わせられた第3ヒンジ構成部(22)と、同連結部材(21)の他側に設けられかつ扉側枠部材(11)の第2ヒンジ構成部(12)に組み合わせられた第4ヒンジ構成部(32)とよりなるヒンジ(5) を備えており、縦枠部材(1) に対して扉側枠部材(11)が連結部材(21)を介して略180°開閉自在となされている扉の取付装置であって、縦枠部材(1) の第1ヒンジ構成部(2) が、右側に断面略90°の角度に相当する円弧形を有する凸面部(4) を備えた後方張出部(3) と、後方張出部(3) の先端寄り部分から左方突出状に設けられかつ先端に点(A) を中心とする断面略円弧形の端面(7) を有する第1係合部(6) とによって構成されて、この第1ヒンジ構成部(2) の内側に、左方に向かって開口した開口部(8) を有する第3ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(9) が設けられ、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(22)が、連結部材(21)の右端前側縁に前方にのびかつ内側に断面略90°の角度に相当する円弧形の案内面を有する第1案内部(23)と、連結部材(21)の左端前側縁より前方にのびる前方張出部(24)とによって構成されて、第3ヒンジ構成部(22)内に、前方に向かって開口した開口部(28)を有する第1ヒンジ構成部嵌込み用凹部(29)が設けられ、連結部材(21)の前側壁部(21a) に嵌合凹部(26)が設けられ、嵌合凹部(26)の内側に、上記第1係合部(6) の断面略円弧形の端面(7) の一部が嵌まり合う断面凹弧状案内面(27)が設けられ、扉側枠部材(11)の第2ヒンジ構成部(12)が、扉側枠部材(11)より前方にのびかつ断面略90°の角度に相当する円弧形を有する凸面部(14)を備えた前方張出部(13)と、前方張出部(13)の先端寄り部分から左方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中心とする断面略円弧形の端面(17)を有する第2係合部(16)とによって構成されて、この第2ヒンジ構成部(12)の内側に、左方に向かって開口した開口部(18)を有する第4ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(19)が設けられ、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)が、連結部材(21)の右端後側縁に後方にのびかつ内側に断面略90°の角度に相当する円弧形の案内面を有する第2案内部(33)と、連結部材(21)の左端後側縁より後方にのびる後方張出部(34)とによって構成されて、第4ヒンジ構成部(32)内に、後方に向かって開口した開口部(38)を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部(39)が設けられ、連結部材(21)の後側壁部(21b) に嵌合凹部(36)が設けられ、嵌合凹部(36)の内側に、上記第2係合部(16)の断面略円弧形の端面(17)の一部が嵌まり合う断面凹弧状案内面(37)が設けられており、荷台(15)等の側壁(15a) 開口部の縦枠部材(1) に対し連結部材(21)を介して組み合わせられた扉側枠部材(11)が回転する前の状態では、縦枠部材(1) の第1ヒンジ構成部(2) が、連結部材(21)の第3ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に収められて、第1ヒンジ構成部(2) 側の第1係合部(6) 先端の断面略円弧形の端面(7) が、第3ヒンジ構成部(22)側の嵌合凹部(26)の断面凹弧状案内面(27)に嵌め合わせられ、かつ扉側枠部材(11)の第2ヒンジ構成部(12)が、連結部材(21)の第4ヒンジ構成部(32)の凹部(39)内に収められて、第2ヒンジ構成部(12)側の第2係合部(16)先端の断面略円弧形の端面(17)が、第4ヒンジ構成部(32)側の嵌合凹部(36)の断面凹弧状案内面(37)に嵌め合わせられ、連結部材(21)に対して扉側枠部材(11)が、これの第2ヒンジ構成部(12)の係合部(16)先端の断面略円弧形の端面(17)の中心点(B) を中心として揺動し、扉側枠部材(11)が連結部材(21)に対して略90°回転した状態では、第2ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に、第4ヒンジ構成部(32)の後方張出部(34)の先端部(34a)が収められて、第2ヒンジ構成部(12)の第2係合部(16)と第4ヒンジ構成部(32)の後方張出部(34)の先端部(34a) とが相互に係り合わせられ、略90°回転後の扉側枠部材(11)と一緒に連結部材(21)が、縦枠部材(1) に対してこれの第1ヒンジ構成部(2) の係合部(6) 先端の断面略円弧形の端面(7) の中心点(A) を中心として揺動し、扉側枠部材(11)が連結部材(21)と共に縦枠部材(1) に対してさらに略90°回転した状態では、第1ヒンジ構成部(2) の凹部(9) 内に、第3ヒンジ構成部(22)の前方張出部(24)の先端部(24a) が収められて、第1ヒンジ構成部(2) の第1係合部(6) と第3ヒンジ構成部(22)の前方張出部(24)の先端部(24a) とが相互に係り合わせられるようになされている、車両の箱形荷台等における扉の取付装置。
IPC (3件):
B62D 33/04
, B60J 1/14
, E05D 3/06
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