特許
J-GLOBAL ID:200903055690833136

油圧式オートテンショナユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-340512
公開番号(公開出願番号):特開平9-177913
出願日: 1995年12月27日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 ベルトの張力変化を吸収するアクチュエータの組立ての容易化を図り、張力ばねとしてばね力の強いコイル径の大きいものを用いることができるようにした油圧式オートテンショナを提供する。【解決手段】 揺動自在に支持されたアーム1にテンションプーリを回転自在に支持する。アーム1にアクチュエータ6を連結してテンションプーリをベルトに押し付ける。アクチュエータ6は、シリンダ8の内部にロッド10を挿入し、ロッド10に作用する押し込み力の緩衝用油圧ダンパ機構11をシリンダ8の内部に組込む。シリンダ8の外側に張力ばね18を装着して、張力ばね18が大きさに制限を受けるのを防止する。張力ばね18のばね力を受けるばね座23をピン26の挿入によりロッド10の先端に固定し、そのばね座23にエンジンブロック3に対する連結片28を設け、油圧ダンパ機構11の組込み後に、張力ばね18とばね座23の取付けができるようにしてアクチュエータ6の組立性の向上を図る。
請求項(抜粋):
固定部に揺動自在に支持されたアームの揺動側端部にテンションプーリを回転自在に取付け、そのアームに連結したアクチュエータによってテンションプーリを介してベルトに一定の張力を与え、上記アクチュエータがシリンダと、そのシリンダ内に挿入されたロッドと、そのロッドに突出性を付与する張力ばねと、ロッドに付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ機構とから成る油圧式オートテンショナユニットにおいて、前記アクチュエータの張力ばねをシリンダの外側に設け、上記ロッドの先端部が挿入されるロッド挿入孔を有するばね座をロッドの先端部に嵌合し、そのばね座に上記ロッド挿入孔を貫通するピン圧入孔を設け、そのピン圧入孔からロッドの先端部に設けられた半径方向のピン挿入孔にピンを挿入してばね座を固定し、そのばね座によって張力ばねのばね力を受け、上記ばね座とシリンダ後端部の一方にボルトの締付けによって固定部に連結される連結片を設け、他方にピンの差し込みによってアームに連結される連結片を形成したことを特徴とする油圧式オートテンショナユニット。

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