特許
J-GLOBAL ID:200903055708248546

ファルネシル-タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-535440
公開番号(公開出願番号):特表2000-507580
出願日: 1997年03月27日
公開日(公表日): 2000年06月20日
要約:
【要約】本発明は、ファルネシル-タンパク質トランスフェラーゼ(FTアーゼ)及びガン遺伝子タンパク質Rasのファルネシル化を阻害する化合物に関する。本発明はさらに、本発明の化合物を含む化学療法組成物、並びにファルネシル-タンパク質トランスフェラーゼ及びガン遺伝子タンパク質Rasのファルネシル化を阻害する方法に関する。
請求項(抜粋):
式A:〔式中、R1a及びR1bは独立に:(a) 水素、(b) アリール、複素環、C3-C10シクロアルキル、C2-CSアルケニル、C2-C6アルキニル、R10O-、R11S(O)m-、R10C(O)NR10-、CN(R10)2NC(O)-、R102N-C(NR10)-、CN、NO2、R10C(O)-、N3、-N(R10)2又はR11OC(O)NR10-、及び(c) 非置換又は置換C1-C6アルキル(ここで、置換C1-C6アルキル上の置換基は、非置換又は置換アリール、複素環、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、R10O-、R11 S(O)m-、R10C(O)NR10-、(R10)2NC(O)-、R102N-C(NR10)-、CN、R10C(O)-、N3、-N(R10)2及びR11OC(O)NR10-から選択される)から選択され; R2とR3は独立に:H;非置換又は置換C1-8アルキル、非置換又は置換C2-8アルケニル、非置換又は置換C2-8アルキニル、非置換又は置換アリール、非置換又は置換複素環、(ここで、置換された基は:(1) 置換されていないか、又は: (a) C1-4アルキル、 (b) (CH5)pOR4、 (c) (CH2)pNR4R6、 (d) ハロゲン、 (e) CN、 (f) アリール若しくはヘテロアリール、 (g) ペルフルオロ-C1-4アルキル、又は (h) SR5、S(O)R5、SO2R5で置換されたアリール若しくは複素環、(2) C3-6シクロアルキル、(3) OR4、(4) SR5、S(O)R5若しくはSO2R5、(5) -NR4R6、 6) 7) 8) 9) 10)(11)-SO2-NR4R6、 12) 13) 14)(15)N3、(16)F、又は(17)ペルフルオロ-C1-4アルキルのうちの1種以上で置換されている)から選択されるか;あるいは R2とR3は、同一のC原子に結合し、一緒になって-(CH2)u-(ここで、炭素原子のうちの1個は:O、S(O)m、-NC(O)-及び-N(COR10)-から選択される成分で任意置換される)を形成し; R2とR3は場合によって同一炭素原子に結合し; R4、R6及びR7は独立に:H;置換されていないか又は置換された、C1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、複素環、アリール、アロイル、ヘテロアロイル、アリールスルホニル及びヘテロアリールスルホニル(ここで、置換された基は:(a) C1-4アルコキシ、(b) アリール若しくは複素環、(c) ハロゲン、(d) HO、(e)(f) -SO2R11、又は(g) N(R10)2で置換されている)から選択されるか;あるいは、 R4とR6は一緒になって環を形成し得; R6とR7は一緒になって環を形成し得; R5は:置換されていないか又は置換された、C1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、複素環及びアリール(ここで、置換された基は:(a) C1-4アルコキシ、(b) アリール若しくは複素環、(c) ハロゲン、(d) HO、(e)(f) -SO2R11、又は(g) N(R10)2で置換されている)から選択され; R8は独立に:(a) 水素、(b) アリール、複素環、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ペルフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O-、R11S(O)m-、R10C(O)NR10-、(R10)2NC(O)-、R102N-C(NR10)-、CN、NO2、R10C(O)-、N3、-N(R10)2又はR11OC(O)NR10-、及び(c) 非置換又は置換C1-C6アルキル(ここで、置換C1-C6アルキルは、アリール、シアノフェニル、複素環、C3-C10シクロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、ペルフルオロアルキル、F、C l、Br、R10O-、R11S(O)m-、R10C(O)NH-、(R10)2NC(O)-、R102N-C(NR10)-、CN、R10C(O)-、N3、-N(R10)2若しくはR11OC(O)NH-で置換されている)から選択され; R9は:(a) 水素、(b) アルケニル、アルキニル、ペルフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O-、R11S(O)m-、R10C(O)NR10-、(R10)2NC(O)-、R102N-C(NR10)-、CN、NO2、R10C(O)-、N3、-N(R10)2又はR11OC(O)NR10-、及び(c) 非置換又は置換C1-C6アルキル(ここで、置換C1-C6アルキルは、ペルフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O-、R11S(O)m-、R10C(O)NR10-、(R10)2NC(O)-、R102N-C(NR10)-、CN、R10C(O)-、N3、-N(R10)2又はR11OC(O)NR10-で置換されている)から選択され; R10は独立に、水素、C1-C6アルキル、ベンジル及びアリールから選択され; R11は独立に、C1-C6アルキル及びアリールから選択され; A1及びA2は独立に:結合、-CH=CH-、-C≡C-、-C(O)-、-C(O)NR10-、-NR10C(O)-、O、-N(R10)-、-S(O)2N(R10)-、-N(R10)S(O)2-又はS(O)mから選択され; Vは:(a) 水素、(b) 複素環、(c) アリール、(d) C1-C20アルキル(ここで、0〜4個の炭素原子はびNから選択されるヘテロ原子で置換されび(e) C2-C20アルケニルから選択され、但し、A1がS(O)mのときVは水素ではなく、A1が結合、nが0且つA2がS(O)mのときVは水素ではなく; Wは複素環であり; Xは、結合、-CH2-、-C(=O)-又は-S(=O)m-であり; Zは:(1) アリール、ヘテロアリール、アリールメチル、ヘテロアリールメチル、アリールスルホニル及びヘテロアリールスルホニルから選択される置換されていないか又は置換された基(ここで、置換された基は、以下: (a)置換されていないか、又はC1-4アルコキシ、NR4R6、C3-6シクロアルキル、アリール、複素環、HO、-S(O)mR5若しくは-C(O)NR4R6で置換されたC1-4アルキル、 (b) アリール若しくは複素環、 (c) ハロゲン、 (d) OR4、 (e) NR4R6、 (f) CN、 (g) NO2、 (h) CF3、 (i) -S(O)mR5、 (j) -C(O)NR4R6、又は (k) C3-C6シクロアルキルのうちの1種以上で置換されている);又は(2) 非置換C1-C6アルキル、置換C1-C6アルキル、非置換C3-C6シクロアルキル又は置換C3-C6シクロアルキル(ここで、置換C1-C6アルキル及び置換C3-C6シクロアルキルは、以下: (a) C1-4アルコキシ、 (b) NR4R6、 (c) C3-6シクロアルキル、 (d) -NR4C(O)R6、 (e) HO、 (f) -S(O)mR5、 (g) ハロゲン、又は (h) ペルフルオロアルキル のうちの1又は2種で置換されている)から選択され; mは、0、1又は2であり; nは、0、1、2、3又は4であり; pは、O、1、2、3又は4であり; qは1又は2であり; rは、0〜5であり、但し、Vが水素のときrは0であり; tは0又は1であり; uは4又は5である〕の、ファルネシル-タンパク質トランスフェラーゼを阻害する化合物又はその医薬上許容し得る塩。
IPC (10件):
C07D403/06 ,  A61P 9/00 ,  A61P 13/12 ,  A61P 27/02 ,  A61P 31/12 ,  A61P 35/00 ,  A61P 43/00 ,  A61K 31/496 ,  C07D401/06 ,  C07D403/04
FI (10件):
C07D403/06 ,  A61K 31/00 609 ,  A61K 31/00 613 G ,  A61K 31/00 627 A ,  A61K 31/00 631 H ,  A61K 31/00 635 ,  A61K 31/00 643 D ,  A61K 31/495 601 ,  C07D401/06 ,  C07D403/04

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