特許
J-GLOBAL ID:200903055766464763
周波数安定化リングレーザ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-105061
公開番号(公開出願番号):特開平5-299758
出願日: 1992年04月24日
公開日(公表日): 1993年11月12日
要約:
【要約】【目的】 光リングレーザが狭いスペクトル線幅で単一の縦モードで発振するにあたって、その発振周波数が外乱によって変動するのを防止し、安定な発振を可能とする。【構成】 リングレーザのレーザ発振出力の一部をそのレーザ発振とは逆方向にリング中に注入し、レーザ発振器を逆方向の光路で共振器としても利用する。このリング中にサーキュレータ4を設け、正方向と逆方向の光路長に差を設けると共に、逆方向の光路に減衰器5を設けて僅かに光損失に差を設ける。この逆方向の光を検出し比較器14により誤差信号を得、この誤差信号によるフィードバックにより位相変調器15でレーザ共振器長を固定する。その結果により、波長の絶対基準を必要とせずにレーザ発振波長を安定化し、従って発振周波数を外乱に対し安定化させる。
請求項(抜粋):
光リング共振器中に光増幅手段を設けてレーザ発振を行なうリングレーザにおいて、該光リング共振器のリング中の任意の一点で該リングを一方向にレーザ発振する光の一部を取り出し、この光が該リングを該一方向と反対方向に周回するように該リング中の他の一点から注入する経路を有するとともに、前記リング中に光サーキューレータを有し、該光サーキューレータは、前記一方向から該光サーキューレータに入射した光が出射するときに辿る第1の光路と、前記反対方向から該光サーキュレータに入射した光が出射するときに辿る第2の光路とでは少なくとも一部分が異なっていて該第1の光路と該第2の光路との間に光路長差を有すると共に僅かに光損失の差を有し、更に、前記リングを前記反対方向に周回する光の一部を該リングから取り出し、その強度の変化分を誤差信号として前記リングの共通光路部分の光路長を伸縮させるフィードバック回路を有することを特徴とする周波数安定化リングレーザ。
IPC (3件):
H01S 3/136
, H01S 3/083
, H01S 3/106
前のページに戻る