特許
J-GLOBAL ID:200903055786460179

田植機におけるロータリー式苗植機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石井 暁夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-058448
公開番号(公開出願番号):特開平9-224438
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】伝動ケース7から突出の駆動軸11に固着した回転ケース10に取付けた各苗植体16を、回転ケースの一回転中に太陽歯車12、これに噛合する第1中間歯車19、これと一体の第2中間歯車20及び前記苗植体と一体の遊星歯車21にて逆方向に一回転する苗植機構において、前記各歯車間のバックラッシュを、耐久性の低下を招来することなく、安定して確実に消去する。【手段】 前記太陽歯車12に、第1中間歯車19に噛合する第1シザーズ歯車23を第1シザーズばね24にて付勢して設ける一方、前記遊星歯車21に、第1中間歯車19に噛合する第2シザーズ歯車27を第2シザーズばね28に付勢して設け、この第2シザーズばね28の力を、前記苗植体における分割爪が圃場の土中を通過する区間において強くする。
請求項(抜粋):
田植機における機体側の伝動ケースから略水平横向きに突出する駆動軸に回転ケースを固着し、この回転ケースにおける前記駆動軸を中心とする円周上の等分箇所に、苗植軸を前記駆動軸と平行に軸支して、この各苗植軸に、分割爪を備えた苗植体を取付ける一方、前記回転ケースの中心に前記伝動ケースに回転不能に係止するように設けた太陽歯車と前記各苗植軸に固着した遊星歯車との間に、前記回転ケースの一回転中に各苗植軸を逆方向に一回転するようにした中間歯車を設けて、各苗植体における分割爪の先端が上下方向の閉ループの運動軌跡を描くように構成して成るロータリー式苗植機構において、前記太陽歯車の側面又は駆動軸上に、前記中間歯車に噛合する第1シザーズ歯車を設けて、この第1シザーズ歯車と太陽歯車との間に、当該第1シザーズ歯車を円周方向に付勢する第1シザーズばねを設ける一方、前記各遊星歯車の側面又は各苗植軸上に、前記中間歯車に噛合する第2シザーズ歯車を設けて、この第2シザーズ歯車と前記遊星歯車又は苗植軸との間に、当該第2シザーズ歯車を円周方向に付勢する第2シザーズばねを設け、この第2シザーズばねにおけるばね力を、前記苗植体における分割爪が圃場の土中を通過する区間において強く、それ以外の区間において弱くすることを特徴とする田植機におけるロータリー式苗植機構。

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