特許
J-GLOBAL ID:200903055788837237

ヒトパピローマウイルス(HPV)に関連するガンおよびその他の上皮腫瘍の治療用ペプチド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡邉 潤三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-554718
公開番号(公開出願番号):特表2005-525090
出願日: 2002年12月04日
公開日(公表日): 2005年08月25日
要約:
本発明は、分子薬理学分野に関する。更に詳しくは、本発明は、上皮腫瘍および主に発ガン性HPVに関連する腫瘍などの治療に有利に用いることのできるペプチドの開発に関する。本発明の主な目的は、カゼインキナーゼII(CKII)によってリン酸化される部位と直接相互作用することでリン酸化ドメインをブロックせしめるような構造を有するペプチドを同定することにある。本発明においては、in vitroでCKIIによるリン酸化を阻害し、HPV-16悪性転換細胞(CaSki細胞)に対して細胞毒性を示し、更にインターフェロン(IFN)の細胞分裂抑制効果に対する前記の悪性転換細胞の感受性を増大することを特徴とする、互いに異なるアミノ酸配列からなる11種の環状ペプチドが開示される。さらに本発明は、その他の細胞透過性を有するペプチドや化学物質と結合または融合した上記ペプチドの用途、および上記ペプチドとその化学的模倣分子の両者の用途をも開示する。
請求項(抜粋):
カゼインキナーゼII(CKII)によってリン酸化される基質のリン酸化部位に結合し、該基質の活性を阻害する、以下に示す一文字略記のアミノ酸配列a〜kのいずれかからなるペプチド、および 合成または遺伝子組み換えによって得られる、該ペプチドの相同体または模倣変異体。 a. CSVRQGPVQKC 、 b. CSSCQNSPALC 、 c. CQIPQRTATRC 、 d. CAKQRTDPGYC 、 e. CWMSPRHLGTC 、 f. CRNCTVIQFSC 、 g. CHYIAGTVQGC 、 h. CPLVSLRDHSC 、 i. CKQSYLHHLLC 、 j. CFQPLTPLCRC 及び k. CQSYHELLLQS。
IPC (6件):
C12N15/09 ,  A61K38/21 ,  A61K38/55 ,  A61P35/00 ,  A61P43/00 ,  C07K7/06
FI (6件):
C12N15/00 A ,  A61P35/00 ,  A61P43/00 121 ,  C07K7/06 ,  A61K37/64 ,  A61K37/66 G
Fターム (29件):
4B024AA01 ,  4B024BA80 ,  4B024CA01 ,  4B024DA02 ,  4B024GA11 ,  4B024HA01 ,  4C084AA02 ,  4C084AA07 ,  4C084BA01 ,  4C084BA08 ,  4C084BA18 ,  4C084BA24 ,  4C084CA53 ,  4C084CA59 ,  4C084DA21 ,  4C084DC32 ,  4C084MA01 ,  4C084MA02 ,  4C084NA05 ,  4C084NA14 ,  4C084ZB261 ,  4C084ZB262 ,  4C084ZC751 ,  4H045AA10 ,  4H045BA15 ,  4H045BA30 ,  4H045DA83 ,  4H045EA28 ,  4H045FA74
引用文献:
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