特許
J-GLOBAL ID:200903055803257412

潤滑油組成物の分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保田 千賀志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-352617
公開番号(公開出願番号):特開平9-184832
出願日: 1995年12月29日
公開日(公表日): 1997年07月15日
要約:
【要約】【課題】潤滑油組成物を複雑な前処理を必要とせずに、極めて微量の試料により、基油および各種添加剤を高精度に分析できる潤滑油組成物の分析方法を提供する。【解決手段】加熱炉2により、高分子添加剤以外の成分のみを熱脱着して各成分情報を取得する第1プロセス、残りの高分子添加剤を熱脱着して高分子添加剤の各成分情報を取得する第2プロセスからなる。第1プロセスにおける各成分情報の取得を、熱脱着成分をガスクロマトグラフ1のキャピラリーカラム12により分離して各ピークのマススペクトルとリテンションタイムから各成分を同定するステップ、上記の同定した各成分を各ピークの面積値に基づき定量するステップ等により行う。第2プロセスにおける高分子添加剤の各成分情報の取得を、生成物をガスクロマトグラフの前記キャピラリーカラムにより分離し、各ピークのマススペクトルと各高分子添加剤の特徴的なピークパターンとクロマトグラムのリテンションタイムから各成分を同定するステップ、上記の同定した各成分を各ピークの面積値に基づき定量するステップ、により行う。
請求項(抜粋):
(A)加熱炉により、潤滑油試料を、高分子添加剤は熱脱着しないが、高分子添加剤以外の成分が熱脱着する温度に昇温し、生成物をガスクロマトグラフに導入して高分子添加剤以外の各成分情報を取得する第1プロセス、(B)前記加熱炉により、高分子添加剤以外の成分が熱脱着した前記試料を、高分子添加剤が熱脱着する温度にさらに昇温し、生成物をガスクロマトグラフに導入して高分子添加剤の各成分情報を取得する第2プロセス、からなる加熱炉付ガスクロマトグラフィー/質量分析計を用いた潤滑油組成物の分析方法であって、前記第1プロセスにおける高分子添加剤以外の各成分情報の取得を、(A-1):熱脱着成分をガスクロマトグラフの高分離能キャピラリーカラムにより分離して、各ピークのマススペクトルとリテンションタイムから各成分を同定するステップ、(A-2):上記の同定した各成分を各ピークの面積値に基づき定量するステップ、により行い、前記第2プロセスにおける高分子添加剤の各成分情報の取得を、(B-1):生成物をガスクロマトグラフの前記キャピラリーカラムにより分離し、各ピークのマススペクトルと各高分子添加剤の特徴的なピークパターンとクロマトグラムのリテンションタイムから各成分を同定するステップ、(B-2):上記の同定した各成分を各ピークの面積値に基づき定量するステップ、により行うことを特徴とする潤滑油組成物の分析方法。
IPC (6件):
G01N 30/88 ,  G01N 30/12 ,  G01N 30/14 ,  G01N 30/72 ,  G01N 30/86 ,  G01N 33/30
FI (6件):
G01N 30/88 C ,  G01N 30/12 J ,  G01N 30/14 Z ,  G01N 30/72 A ,  G01N 30/86 M ,  G01N 33/30

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