特許
J-GLOBAL ID:200903055820094322

薄形複合プレートヒートパイプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-083193
公開番号(公開出願番号):特開平10-238973
出願日: 1997年02月26日
公開日(公表日): 1998年09月11日
要約:
【要約】【目的】 小型大発熱量の発熱体の熱量を小面積のプレートヒートパイプの受熱面で受熱し、このプレートヒートパイプの大面積の放熱面に面拡散して、放熱面に接着されてある放熱手段の大受熱面積に全面均一に且つ効率よく熱伝導して放熱し、且つ放熱性能がプレートヒートパイプの適用姿勢に依存することの少ない極薄形のプレートヒートパイプを提供する。【構成】 極薄形の中空プレートの中空空間をコンテナとし、その中に多数回蛇行した極細管からなる蛇行細管ヒートパイプを充填してプレートヒートパイプのウイックを兼ねた構成とした。[効果] 通常プレートヒートパイプの熱拡散性及び温度均一性と蛇行細管ヒートパイプの適用姿勢無依存性とが相互に補完し合って、目的とする性能の複合型プレートヒートパイプが得られた。更に厚さ2mmの如き従来に例の無い極薄形複合プレートヒートパイプが得られた。
請求項(抜粋):
片側の面は受熱面積に比較して比較的大きな放熱面を有する放熱面であり、他の片側の面は上記放熱面より大幅に小さな接触面を有する小型発熱体が接着配置されて面受熱せしめられる受熱部と残余の部分が放熱面として適用されることもある部分とからなる受熱面であり、この様な両面を有する中空金属プレートの中空空間がプレート形状の密閉ヒートパイプコンテナとして形成されてある面間熱輸送用のプレートヒートパイプであって、コンテナ内には外径1.4mm以下の極細金属管で形成された多数ターンの蛇行細管ヒートパイプが充填配設されてあり、その蛇行細管ヒートパイプはその直管部が相互に平行並列に相互に近接して配置せしめられ、且つコンテナ内壁面に直接または補助ウイックを介して接触展開して配設され、コンテナ内壁面と蛇行細管表面の近接部、蛇行細管の相互近接面等に形成される微小間隙の毛細管作用を有効利用するヒートパイプウイックとして適用されてあり、コンテナ内における蛇行細管ヒートパイプ配設の余剰空間には、所定の部分に必須構成要素とはしない補助ウイックが配設され更に高真空度に脱気の後に所定の二相凝縮性作動液が封入封止されてヒートパイプ化されてあることを特徴とする薄形複合プレートヒートパイプ。
IPC (2件):
F28D 15/02 101 ,  H01L 23/427
FI (2件):
F28D 15/02 101 Z ,  H01L 23/46 B
引用特許:
審査官引用 (11件)
  • 特開平4-366394
  • 平板型ヒートパイプ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-018928   出願人:株式会社フジクラ
  • 特開平4-251189
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