特許
J-GLOBAL ID:200903055857017450

音声認識装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-051897
公開番号(公開出願番号):特開平6-266393
出願日: 1993年03月12日
公開日(公表日): 1994年09月22日
要約:
【要約】【目的】 本発明は不特定話者を対象とした音声の自動認識に関し、計算量が少なくノイズに強い高精度の大語彙認識が可能な音声認識装置を提供することを目的とする。【構成】 全候補単語に対して、ワードスポッティングの機能を有する計算量の少ない大まかな第一の照合により予備選択を行い候補単語を絞り込んだ後、絞り込まれた候補に対してのみ精密な第二の照合を行うという2段階の処理により認識を行うことにより、大語彙認識を少ない計算量で実現する。また、上記予備選択により音声区間を確実に含む区間を決定し、単語標準パターンの前後に環境標準パターンを接続することによって得られる標準パターンを用いて上記第二の照合を行うことにより、音声区間の前後のノイズに対して強い認識を実現する。
請求項(抜粋):
入力音声信号を分析の基本単位であるフレーム毎に分析し分析パラメータを抽出する音声分析手段と、分析フレームのタイミング信号を発声するフレームクロック発生手段と、上記フレームクロックを所定の分周比で分周して分周クロック信号を得る分周手段と、単語を音声片を表す記号の系列で表記した単語辞書と、予め多数の人が発声した音声データを用いて作成される声片データの一部を表現する部分標準パターンの系列により構成される音声片標準パターンを格納する音声片標準パターン格納手段と、上記音声片標準パターンを上記単語辞書の表記内容に従って接続することにより単語の標準パターンを得る単語標準パターン生成手段と、上記単語標準パターンを構成する特徴パラメータ系列の一部を間引くことによりデータ間引き単語標準パターンを作成する第1の単語標準パターン加工手段と、上記分周クロック信号を受け取る毎に同時点における上記分析パラメータから得られる特徴パラメータと上記データ間引き単語標準パターンの部分標準パターンとの間の距離である部分距離を算出し、当該時点およびそれ以前の特徴パラメータ系列に対して既に求められている上記データ間引き単語標準パターンとの間の部分距離を累積することにより、当該時点を単語の終端と仮定した場合のデータ間引き単語標準パターンの入力に対する最小の距離およびそれに付随する始端位置を得て、上記分周クロック毎に上記最小の距離を上記始端位置と併せて各単語毎に更新する第1の照合/判定手段と、入力音声の終了時点で全認識対象単語の標準パターンに対する距離を相互に比較することにより距離値の小さい順に所定の個数候補単語を得る候補単語選択手段と、上記候補選択手段によって選択された候補単語に付随する始端および終端候補群から音声区間を確実に含む区間を決定する端点位置決定手段と、上記分析パラメータを全入力区間にわたって記憶するパラメータ記憶手段と、あらかじめ音声以外の区間の音響信号から作成された環境標準パターンを格納する環境パターン格納手段と、上記環境パターンを上記単語標準パターンの前後に接続して環境パターンつき単語標準パターンを作成する第2の単語標準パターン加工手段と、上記単語候補選択手段により選択された単語候補群に対応する環境パターンつき単語標準パターンと上記パラメータ記憶手段に格納されている上記端点位置決定手段によって決定された区間におけるパラメータ系列との間の距離を部分距離の累積することにより算出し、上記候補単語毎に得られる距離を相互比較することによりもっとも値の小さい距離値を得た単語候補を認識結果として出力する第2の照合/判定手段とからなる音声認識装置。
IPC (4件):
G10L 5/06 ,  G10L 3/00 521 ,  G10L 3/00 ,  G10L 3/00 531
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 音声認識方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-234386   出願人:松下電器産業株式会社
  • 音声認識装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-314248   出願人:松下電器産業株式会社
  • 特開昭62-134699
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審査官引用 (6件)
  • 音声認識方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-234386   出願人:松下電器産業株式会社
  • 特開昭54-077397
  • 音声認識装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-314248   出願人:松下電器産業株式会社
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