特許
J-GLOBAL ID:200903055945145948

原子炉の制御棒締結機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-141757
公開番号(公開出願番号):特開平9-325197
出願日: 1996年06月04日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 カップリングソケットに対してカップリングスパッドを不完全挿入状態で回動させた場合の、制御棒や制御棒駆動装置の変形や破損を防止する。【解決手段】 制御棒の下端部に設けられたカップリングソケット7Aは、その挿着孔72の下部内周面において周方向に等間隔で設けられた4つのソケット凸部10を有している。カップリングスパッド8Aは、カップリングソケット7Aの挿着孔72内に対して挿脱可能となるとともに、その上端部外周面に上記ソケット凸部10に対応して設けられた4つのスパッド凸部20を有している。スパッド凸部20は、締結時のカップリングスパッド8Aの回動方向R側の面全体が、この回動方向Rに対して下方に傾斜する斜面22をなしている。ソケット凸部10は、その締結時のカップリングスパッド8Aの回動方向R側とは反対側の面全体が、スパッド凸部20の斜面22と同方向に傾斜する斜面12をなしている。
請求項(抜粋):
原子炉の制御棒と、この制御棒の下方に位置する制御棒駆動装置とを締結するための制御棒締結機構において、前記制御棒の下端部に設けられた本体と、この本体の底部に開口する挿着孔と、この挿着孔の下部内周面において周方向に間隔をおいて設けられた複数のソケット凸部とを有するカップリングソケットと、前記制御棒駆動装置の上部に設けられ、前記カップリングソケットの挿着孔内に対して挿脱可能となるとともに、その上端部外周面に前記複数のソケット凸部に対応して設けられた複数のスパッド凸部を有するカップリングスパッドと、を備え、前記ソケット凸部は、前記挿着孔の周方向に対して略水平な上面を有し、前記スパッド凸部は、前記ソケット凸部の上面に対応する底面を有し、前記制御棒と前記制御棒駆動装置とを締結する場合、前記カップリングスパッドの上端部を、前記スパッド凸部が前記ソケット凸部同士の間を通るように、前記カップリングソケットの挿着孔内に挿入し、前記スパッド凸部の底面が前記ソケット凸部の上面より上まで達した後、前記カップリングスパッドをその軸線回りに回動させることにより、前記スパッド凸部の底面と前記ソケット凸部の上面とを対向させるようになっており、前記スパッド凸部は、前記締結時のカップリングスパッドの回動方向側の面全体が、この回動方向に対して傾斜する斜面をなし、前記ソケット凸部は、その前記締結時のカップリングスパッドの回動方向側とは反対側の面全体が、前記スパッド凸部の斜面と同方向に傾斜する斜面をなしていることを特徴とする原子炉の制御棒締結機構。
IPC (2件):
G21C 7/16 GDB ,  F16B 17/00
FI (2件):
G21C 7/16 GDB B ,  F16B 17/00 C

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