特許
J-GLOBAL ID:200903055953866948

バナジウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細田 芳徳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-297764
公開番号(公開出願番号):特開2002-175830
出願日: 2001年09月27日
公開日(公表日): 2002年06月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】燃焼煤由来V化合物からV4+とV3+を等モル含有するレドックスフロー電池電解液を製造する方法。【解決手段】(a)V4+の製造:燃焼煤を水中(pH=1〜3)に懸濁し、還元濾過してV4+含有水溶液を得、アンモニアでpH=4.2〜4.8に調整し、オキシ水酸化バナジウム水和物V4+を析出させ、濾過する。(b)V3+の製造:電解液中のV1モル数当り、V4+/モルと、硫黄5〜30モルの混合物を攪拌下、380〜445°Cに加熱還元して得られる析出合物に4〜10モル/Lの硫酸1.7〜3.5モルを添加し、110〜140°Cに加熱し、析出物を溶解させ、必要により硫黄を濾過除去してV3+溶液を取得する。(c)電解液の製造:V3+溶液に、V4+を添加し、V3+とV4+を等モルに調整し、硫酸および水でバナジウムおよびSO42- の濃度を調整し、必要により濾過する。
請求項(抜粋):
(a)化石燃料の燃焼の際に発生した燃焼煤をpHを1〜3に調整した水中に懸濁した状態で還元剤を作用させた後、濾過して不溶性残渣を除去し、4価のバナジウムを含有する水溶液を得る工程、(b)前記工程(a)で得られた4価のバナジウムを含有する水溶液に、アンモニアまたはアンモニア水を添加し、該水溶液のpHを4.2〜4.8に調整し、オキシ水酸化バナジウム水和物を析出させる工程、(c)前記工程(b)で析出したオキシ水酸化バナジウム水和物を濾過し、取得する工程、(d)目的とする電解液中のバナジウムのモル数がAであるとき、前記工程(c)で得られたオキシ水酸化バナジウム水和物Aモルと、硫黄5A〜30Aモルとを混合し、得られた混合物を攪拌下に380〜445°Cに加熱して還元する工程、(e)前記工程(d)で得られた反応混合物に濃度4〜10モル/Lの硫酸1.7A〜3.5Aモルを添加し、110〜140°Cに加熱して析出しているバナジウム化合物を溶解させ、必要により硫黄を濾過により除去する工程、(f)前記工程(e)で得られた溶液に、前記工程(c)で取得したオキシ水酸化バナジウム水和物を添加し、3価バナジウムと4価バナジウムとの割合を等モルに調整し、必要により硫黄を濾過により除去する工程、および(g)前記工程(f)で得られた溶液に、硫酸および水を添加し、バナジウムおよびSO42- の濃度を所望の値に調整し、得られた水溶液を必要により濾過して残渣を除去する工程からなる3価バナジウムと4価バナジウムとの割合を等モルで含有するバナジウムレドックスフロー電池用電解液の製造方法。
IPC (2件):
H01M 8/18 ,  H01M 8/02
FI (2件):
H01M 8/18 ,  H01M 8/02 M
Fターム (8件):
5H026AA10 ,  5H026BB01 ,  5H026BB08 ,  5H026BB10 ,  5H026EE11 ,  5H026HH00 ,  5H026HH05 ,  5H026HH08

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