特許
J-GLOBAL ID:200903055974880045

衣類乾燥機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 敬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-073985
公開番号(公開出願番号):特開平8-266798
出願日: 1995年03月30日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】【目的】 ジーンズなどの厚手の衣類を良好に乾燥状態に仕上げること。【構成】 加熱乾燥開始後15分から30分の判断期間に温度差Tが所定値(例えば20deg)を越え、且つ温度差Tの変化量が所定値(例えば5deg)を越えなければ、制御部は、熱交換度合が小さく且つ乾燥進行度合が小さいので厚手の衣類であるとして、その後「厚物」に対する乾燥制御(厚物制御)を行う。厚物制御では、制御部は、標準制御と同様、S23〜S25で基準値Aを決定し、S26で温度差Tを演算して、S27でこの温度差Tが(基準値A+所定値B)に達したか否かを判断する。しかし、排気温度T1がハイリミッタ温度Cに達したか否かの判断は行わない。こうして、温度差Tが(基準値A+所定値B)に達したと判断すると、延長時間(20分)経過後、加熱乾燥運転を終了する。
請求項(抜粋):
筐体内に回転自在に支持され、衣類を収容するドラムと、このドラムに吸気するための吸気口と、前記ドラムから排気するための排気口と、前記吸気口と前記排気口とを結び、前記ドラムと共に循環路を構成する乾燥風路と、前記循環路内で乾燥風を循環させる循環ファンと、前記乾燥風路に設けられ、前記ドラムより排出された乾燥風と熱交換を行って、この乾燥風中から水分を凝縮させる除湿手段と、この除湿手段を通過した後前記ドラム内に再び送り込まれる乾燥風を加熱するヒータと、前記ドラムからの排気温度を検出する第1温度センサと、筐体内の前記循環路外に設けられた空気より熱容量の大きい構成部材の温度、又は前記乾燥風路内の前記ヒータへの吸気温度を検出する第2温度センサと、加熱乾燥運転開始後の所定時点において、前記第1、第2温度センサの検出温度の差を基準値Aとして記憶する記憶手段と、前記第1、第2温度センサの検出温度の差が前記記憶手段に記憶された前記基準値Aと予め定めた所定値Bとの和に到達したことを判断する第1判断手段と、加熱乾燥運転開始後、前記第1温度センサの検出温度が予め定めた所定値Cに到達したことを判断する第2判断手段と、前記ドラム内に送り込まれた乾燥風と衣類との熱交換度合及び衣類の乾燥進行度合を判断する第3判断手段と、この第3判断手段によって前記熱交換度合が小さく且つ前記乾燥進行度合が小さいと判断された場合、前記第1判断手段の到達判断によって加熱乾燥運転を終了すると共に、前記第2判断手段の到達判断によっては加熱乾燥運転を終了せず、前記第3判断手段によって、少なくとも、前記熱交換度合が小さくないと判断されたか、前記乾燥進行度合が小さくないと判断された場合、前記第1判断手段の到達判断、又は前記第2判断手段の到達判断によって加熱乾燥運転を終了する終了手段とを備えたことを特徴とする衣類乾燥機。

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