特許
J-GLOBAL ID:200903056019573053

酸素センサの劣化抑制方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-257726
公開番号(公開出願番号):特開平9-101285
出願日: 1995年10月04日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 酸素センサの使用中にセンサ素子の抵抗増加(酸素センサの劣化)を、簡単且つ確実に防止し得る酸素センサの劣化抑制方法及び装置を提供する。【解決手段】 電池素子12とポンプ素子14とを備え、検出回路42が、電池素子12に定電流iCPを流して電極12b側を内部酸素基準源として機能させると共に、その電極間電圧が一定電圧となるようにポンプ電流ipを制御してその値から空燃比を検出する酸素センサ10において、内燃機関の燃料カット制御中に、検出回路42と酸素センサ10との接続を遮断して、電池素子12に一定時間逆方向に直流電圧Vsを印加し、電極12bに結合した酸素を除去する。また、電圧印加後は、電池素子12に通常時よりも大きい復帰電流iCP1 を流して、電極12b側を内部酸素基準源に速やかに復帰させる。この結果、酸素センサ10の使用中に電池素子12の内部抵抗が増加するのを短時間の処理にて防止できる。
請求項(抜粋):
酸素イオン伝導性の固体電解質両面に一対の多孔質電極を配設してなるセンサ素子と、該センサ素子近傍に配設され、通電により発熱して前記センサ素子を加熱するヒータと、該ヒータに通電して前記センサ素子を所定温度に加熱するヒータ通電回路と、前記センサ素子に所定方向に通電し、この通電時に前記電極間に生じた電圧又は通電電流に基づき周囲雰囲気中の酸素濃度を検出する検出回路と、を備えた酸素センサにおいて、前記センサ素子の劣化を抑制する酸素センサの劣化抑制方法であって、前記酸素センサによる酸素濃度の検出が不要な所定条件下で前記検出回路の動作を停止させると共に、その後、所定の電圧印加時間だけ、前記センサ素子の電極間に、前記センサ素子にブラックニングを発生させることなく前記センサ素子の限界電流値よりも大きい電流を通電可能な所定の直流電圧を、前記検出回路による通電時の電圧印加方向とは逆方向に印加することを特徴とする酸素センサの劣化抑制方法。
IPC (3件):
G01N 27/419 ,  G01N 27/26 361 ,  G01N 27/409
FI (4件):
G01N 27/46 327 Z ,  G01N 27/26 361 D ,  G01N 27/46 327 N ,  G01N 27/58 B

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