特許
J-GLOBAL ID:200903056027159886

血管形成バルーンカテーテルのレーザ接合法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-311884
公開番号(公開出願番号):特開平9-182796
出願日: 1992年09月04日
公開日(公表日): 1997年07月15日
要約:
【要約】【課題】 バルーンをバルーン拡張カテーテルの軸部に接合するにさいして、接合箇所からの熱伝導が最小の融着接合によりバルーンカテーテルを形成する方法を提供する。【解決手段】 バルーンカテーテル(16、60)を組み立てる方法は、一本のカテーテル管(62)及び拡張バルーン(66)の軸部分又はネック部(68)の連続的な表面部分(74、76)にて環状融着接合箇所(72)に沿ってレーザエネルギを選択的に集束させる段階を含む。レーザエネルギの波長及びバルーン並びにカテーテルの高分子材料は、レーザエネルギの吸収率が大きいように適合させ、熱伝導により接合箇所から軸方向に熱が伝達される量を最小にする。これは、接合箇所付近の領域内の結晶化及び剛性化を最小にし、円錐形部分の柔らかで柔軟な品質を保持しつつ、融着接合箇所を拡張バルーン(20、66)の基端円錐形部分(24)及び末端円錐形部分(26、70)に近接して位置決めすることを可能にする。
請求項(抜粋):
高分子材料から成る本体と該本体を囲繞する高分子材料から成る拡張部材との間に流体密のシールを形成する方法にして、高分子材料から成る拡張部材を高分子材料から成る本体に沿って且つ該本体を囲繞する関係に位置決めし、拡張部材及び本体を整合させ、拡張部材の第一の表面部分及び本体の第二の表面部分を連続的で且つ対面関係に配置する段階と、拡張部材及び本体を形成する高分子材料のスペクトル吸収率が最大の波長に少なくとも略適合するよう選択された波長の略単色光エネルギを発生させる段階と、単色光エネルギを本体及び拡張部材に制御可能に照射し、該本体に内接し且つ第一及び第二の表面部分の境界部分に沿って伸長する狭小な接合箇所に単色光エネルギを集中させ、これにより前記接合箇所及びその中間の領域に沿って高分子材料を溶融させる段階と、その前に溶融させた高分子材料を冷却させ且つ凝固させ、前記本体と拡張部材との間に融着接合箇所を形成するのを許容する段階と、を備えており、前記本体が一本のカテーテル管であり、前記拡張部材が該カテーテル管の末端領域に沿って配置されたカテーテルバルーンであり、該拡張部材が、基端及び末端のネック部分と、該ネック部分の直径よりも著しく大きい直径の中間領域と、該中間領域とそれぞれのネック領域との間の基端及び末端のテーパー付き円錐形領域と、を備えており、前記単色光エネルギを照射する前記段階が、前記末端ネック部と前記カテーテル管との境界部分に沿って形成され、0.030インチ(0.0762cm)以下の軸方向距離だけ前記末端テーパー付き円錐形領域から分離された接合箇所を形成する段階を備えている、ことを特徴とする方法。
FI (2件):
A61M 25/00 410 B ,  A61M 25/00 410 F
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭59-001212
  • 特開昭52-073976
  • 特開平3-073167
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