特許
J-GLOBAL ID:200903056037048110
抗炎症剤としてのイソキサゾリン化合物
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小林 浩
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-514933
公開番号(公開出願番号):特表平9-500147
出願日: 1994年10月26日
公開日(公表日): 1997年01月07日
要約:
【要約】本発明は、ホスホジエステラーゼIV型(PDEIV)の選択的阻害剤である新規なイソキサゾリン化合物に関する。新規イソキサゾリン化合物は、PDEIVの阻害と、エイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、ショック、アトピー性皮膚炎、リウマチ性関節炎及び変形性関節炎の治療とに役立つ。本発明は更に、それに役立つ薬学的組成物にも関する。
請求項(抜粋):
請求されるのは: 1.式の化合物、該化合物のラセミ、ラセミ-ジアステレオマー混合物及び光学異性体、及びそれらの薬学的に許容される塩であり、式中、mは0、1、2又は3であり;nは0、1、2又は3であり;Y1とY2とは、水素、(C1〜C6)アルキル、アルキル部分に1〜6個の炭素を有し、置換されていてもよいフェニルアルキル、アルキル部分に1〜6個の炭素を有し、置換されていてもよいフェノキシアルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、-OR1及び-OR2からなる群から相互依存なく選択され; ここで、置換されていてもよいフェニルアルキルの芳香環部分と、置換されていてもよいフェノキシアルキルの芳香環部分とは相互依存なく、(C1〜C4)アルキル、(C1〜C4)アルコキシ、ハロゲン又はCF3で置換されていてもよく; R1は(C1〜C4)アルキル、アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するフェニルアルキル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、或いは、式中のqが1、2又は3である-(CH2)q-キノリンであり; R2は、(C1〜C3)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、アルコキシ部分に3〜7個の炭素を、アルキル部分に2〜4個の炭素を有するアルコキシアルキル、アルキル部分に2〜6個の炭素を有し、置換されていてもよいフェノキシアルキル、アルキル部分に1〜6個の炭素を有し、置換されていてもよいフェニルアルキル、6〜9個の炭素を有するビシクロアルキル、或いは、置換されていてもよいインダニルであり; ここで、置換されていてもよいフェニルアルキルの芳香環部分と、置換されていてもよいフェノキシアルキルの芳香環部分と、置換されていてもよいインダニルとは、(C1〜C4)アルキル、(C1〜C4)アルコキシ、ハロゲン或いはCF3で置換されていてもよく;R3は、水素、(C1〜C3)アルキル、1〜3個のフルオロ原子を有するフルオロ(C1〜C3)アルキル、1〜3個の炭素を有するモノヒドロキシアルキル、或いは、アルキル部分に1〜3個の炭素を、アルコキシ部分に1〜3個の炭素を有するアルコキシアルキルであり;R4は、水素、(C1〜C5)アルキル、1〜3個のフルオロ原子を有するフルオロ(C1〜C5)アルキル、1〜3個の炭素を有するモノヒドロキシアルキル、フェニル、アルキル部分に1〜3個の炭素を、アルコキシ部分に1〜3個の炭素を有するアルコキシアルキル、1〜3個の炭素を有するアミノアルキル、式中のアルキルアミノ部分に1〜3個の炭素を有し、アルキル部分に1〜3個の炭素を有するN-アルキルアミノアルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、又は、ジアルキルアミノ部分に合計2〜6個の炭素を、アルキル部分に1〜3個の炭素を有するN,N-ジアルキルアミノアルキルであり;R5が、水素又は(C1〜C3)アルキルであり;或いは、R3とR4とは、それらが結合する炭素原子と一体となって4〜7個の炭素原子を有する炭素環を形成する。 2.Y1が-OR1であり、フェニル環の4-位に結合しており、Y2が-OR2であり、フェニル環の3-位に結合している、請求項1に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 3.R1が(C1〜C4)アルキル、アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するフェニルアルキル、又は、-(CH2)q-キノリンであり;mが0であり、nが0である、請求項2に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 4.R2が、アルキル部分に1〜6個の炭素を有するフェニルアルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、或いは、(C1〜C3)アルキルである、請求項3に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 5.R2が5-フェニルペンチル、ベンジル、シクロペンチル又はメチルである、請求項4に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 6.R3が水素である、請求項5に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 7.R4が水素又は(C1〜C5)アルキルである、請求項6に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 8.R5が水素又は(C1〜C3)アルキルである、請求項7に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 9.R1がメチルであり;R2がシクロペンチルであり;R4が水素であり;R5が水素である、請求項8に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 10.請求項9に記載の化合物の左旋性(負回転)エナンチオマー或いはその薬学的に許容される塩。 11.R1がメチルであり;R2がシクロペンチルであり;R4がメチルであり;R5が水素である、請求項8に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩。 12.請求項11に記載の化合物の左旋性(負回転)エナンチオマー或いはその薬学的に許容される塩。 13.有効量の請求項1に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される希釈剤或いは担体を含む薬学的組成物。 14.それを必要とする哺乳動物において、ホスホジエステラーゼIV型を阻害する方法において、該哺乳動物にホスホジエステラーゼIV型阻害量の請求項1に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法。 15.哺乳動物の炎症を治療する方法において、該哺乳動物に抗炎症量の請求項1に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法。 16.哺乳動物のエイズ、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎或いはショックを治療する方法において、該哺乳動物に有効量の請求項1に記載の化合物或いはその薬学的に許容される塩を投与することを含む方法。
IPC (9件):
C07D261/08
, A61K 31/42 AED
, A61K 31/425 ABG
, A61K 31/425 ACD
, A61K 31/425 ADA
, A61K 31/47 ABF
, C07D261/18
, C07D413/12 215
, C07D417/06 261
FI (9件):
C07D261/08
, A61K 31/42 AED
, A61K 31/425 ABG
, A61K 31/425 ACD
, A61K 31/425 ADA
, A61K 31/47 ABF
, C07D261/18
, C07D413/12 215
, C07D417/06 261
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