特許
J-GLOBAL ID:200903056102989059

コミュテータを備えた電気機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-553509
公開番号(公開出願番号):特表2002-506608
出願日: 1999年04月22日
公開日(公表日): 2002年02月26日
要約:
【要約】コレクタおよび該コレクタに圧着可能なブラシ並びに潤滑剤の蓄えを備えた電気機械であって、潤滑剤の蓄えが、機械の運転中に電気アークおよびこれによってコレクタに生じるクレータを減少もしくは阻止するためにコレクタとブラシとの間で作用する形式のものは公知である。クレータが生じると、電気機械の騒音を伴う運転が引き起こされる。従来技術では、潤滑剤をコレクタにスプレー噴射するかまたは真空状態で潤滑剤をブラシ全体に含浸していた。本発明では、例えば油状の潤滑剤を、電気機械(2)へのブラシ(19,20)の組込み前に、ブラシ(19,20)のコレクタ側の端面(29,30)の領域だけに施した。この際、潤滑剤の施しはスプレー噴射または他の形式によって行うことができる。この場合、潤滑剤の施しは、ブラシ(19,20)の端面(29,30)または端面と隣接する短いブラシの部分長さ(19a,20a)に制限される。潤滑剤の蓄えを制限することによって、潤滑剤は電気機械(2)の馴らし運転でまたはそのあとの長くない期間で使用尽くされ、これにより、欠点となる溝内へのブラシ磨滅粉またはコレクタ磨滅粉の集積の危険性が阻止されるという利点が生じる。溝(28)内に磨滅粉の集積が少なくなるほど、積層板(27)の間に寄生電流が生じる危険性は少なくなる。
請求項(抜粋):
コミュテータ(8)と、少なくとも1つのブラシ(19,20)と、油状の潤滑剤の蓄えとの組み合わせを有する電気機械であって、前記潤滑剤が、コミュテータ(8)と、少なくとも1つのブラシ(19,20)との間で潤滑作用をもたらす形式のものにおいて、 少なくとも1つのブラシ(19;20)が、コレクタ側の端面(29,30)上にまたは該端面内に、もしくはコレクタ側の端面(29,30)を起点に始まるブラシの部分長さ(19a,20a)にまたは該部分長さ(19a,20a)内に前記潤滑剤の蓄えを有していることを特徴とする、コミュテータを備えた電気機械。
FI (2件):
H02K 13/00 P ,  H02K 13/00 H

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