特許
J-GLOBAL ID:200903056162049292

超音波受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-161916
公開番号(公開出願番号):特開平5-007587
出願日: 1991年07月02日
公開日(公表日): 1993年01月19日
要約:
【要約】【目的】本発明は、超音波診断装置における超音波受信装置に関し、適正な繰返し周波数のクロック信号および適正な規模の回路構成で十分な精度の遅延を行うディジタルの遅延手段、及び/又はプローブの大口径化に適するディジタルの加算手段を備える。【構成】(1)遅延手段を、クロック信号の周期を遅延の単位とする遅延回路と、受信信号を2系統に分けそれぞれに各係数を乗算するとともに一方を他方に対し遅延させた後双方を互いに加算する微小遅延回路とで構成する。(2) 加算手段を、多数の加算器と多数のラッチ回路とが交互に継続接続された順次加算回路と、この加算手段に互いに同時に入力された受信信号どうしが互いに加算されるように、受信信号のそれぞれをクロック信号の周期の各整数倍遅延して上記多数の加算器に分配する多数の遅延回路とで構成する。(3)上記遅延手段と上記加算手段を単純にもしくは有機的に組み合せる。
請求項(抜粋):
被検体内に送信され該被検体内で反射された超音波を受信して各アナログ受信信号を得る、所定の方向に並んだ多数の振動子、所定周期のクロック信号を生成するクロック生成回路、前記多数の振動子のそれぞれにより得られた前記各アナログ受信信号を前記所定周期毎にアナログ・ディジタル変換して各ディジタル受信信号を出力する多数のアナログ・ディジタル変換回路、前記被検体内の互いに略同一の位置で略同時に反射された超音波に対応する前記ディジタル受信信号が互いに略同時に出力されるように前記ディジタル受信信号を遅延させる、遅延量可変の多数の遅延手段、および前記多数の遅延手段から出力された前記ディジタル受信信号を互いに加算する加算手段を備えた超音波受信装置において、前記多数の遅延手段のそれぞれが、前記ディジタル受信信号を前記所定周期の整数倍の時間遅延させる遅延回路、および前記ディジタル受信信号が2系統に分割された一方のディジタル受信信号に第一の所定数を乗算することにより乗算信号を生成する乗算器と、前記ディジタル受信信号が2系統に分割された他方のディジタル受信信号に第二の所定数を乗算するとともに該他方のディジタル受信信号を所定時間遅延させることにより乗算遅延信号を生成する乗算・遅延器と、前記乗算信号と前記乗算遅延信号とを互いに加算する信号加算器とからなる微小遅延回路を備えたことを特徴とする超音波受信装置。
IPC (2件):
A61B 8/00 ,  G01N 29/22 501

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