特許
J-GLOBAL ID:200903056172435352

新規なβ-マンノシダーゼの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 越場 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-290519
公開番号(公開出願番号):特開平8-051976
出願日: 1986年07月31日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】 新規なβ-マンノシダーゼの製造方法。【構成】 微工研菌寄第8856号で寄託されたβ-マンノシダーゼ生産能を有する生育の至適pHをアルカリ性に有するバチルス属に属する微生物を培養して菌体内にβ-マンノシダーゼを生成・蓄積させ、それを採取する。【効果】 酵素の分離・精製は極めて容易であり、労力、製造コストが大巾に改善される。アルカリ側(pH8〜10)に酵素反応の至適pHを有しているので、アルカリ条件下で行われる各種植物からのβ-マンナンの抽出操作後にそのまま酵素分解反応に移行することが可能である。
請求項(抜粋):
工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第8856号で寄託された下記理化学的性質:(イ)作用:非還元末端から順次β-マンノシド結合を加水分解し、マンノースを生成する(ロ)基質特異性:β-メチル(エチル)-D-マンノシドを完全に分解し、またβ-結合のマンノースを含むオリゴ糖に作用しマンノースを遊離し、p-ニトロフェニル-グリコシドのβ-D-マンノシドを基質となし得るが、α-D-マンノシド、α-D-グルコシド、β-D-グルコシド、α-D-ガラクトシド、β-D-ガラクトシド、β-D-キシロシド、α-L-フコシド、β-D-グルクロニドを基質となし得ない(ハ)至適pHおよび安定pH範囲:至適pHは6〜7であり、40°C、30分間の加熱条件下ではpH6〜9の範囲内で安定である(ニ)温度に対する安定性:pH 6.5、30分間の加熱条件下では45°Cまで安定である(ホ)作用適温の範囲: 50°C近傍に至適作用温度を有する(ヘ)失活条件:40°C、30分間の処理条件下ではpH 5.0および10で完全に失活し、また、pH6.5 、30分の処理では、55°Cで完全に失活する(ト)ゲル濾過法による分子量: 63,000 ±3,000を有するβ-マンノシダーゼ生産能を有し且つ生育の至適pHをアルカリ性に有するバチルス属に属する微生物を培養して菌体内にβ-マンノシダーゼを生成・蓄積させ、それを採取することを特徴とするβ-マンノシダーゼの製造方法。
IPC (4件):
C12N 9/42 ,  C12N 9/00 101 ,  C12N 1/20 ,  C12R 1:07

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