特許
J-GLOBAL ID:200903056231794647

キーボードスイッチの製造方法およびキーボードスイッチ製造用複合部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大井 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-182000
公開番号(公開出願番号):特開平8-017282
出願日: 1994年07月12日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 薄型で、表示部の機能が減失されない構成のキーボードスイッチを簡単な工程で容易にかつ確実に製造することができる方法およびこの方法に好適に用いることができるキーボードスイッチ製造用複合部材を提供すること。【構成】 押しボタン部材の被押圧部上に、キートップ部材が中間層により接合されてなるキーボードスイッチを製造する方法であって、透明性樹脂シート上に熱硬化性インクまたは塗料よりなる中間層材が形成された複合部材を金型内に配置し、複合部材からキートップ部分を切断分離して中間層材をキャビティに露出させ、熱可塑性ポリエステルエラストマー材料を注入して押しボタン部材を成形する工程を有し、キャビティの被押圧部に対応する位置にエジェクターピンが設けられた金型を用い、エジェクターピンが押し出されることにより押しボタン部材を離型させる。複合部材は1mm以下の厚みの切断用部分を有する。
請求項(抜粋):
熱可塑性ポリエステルエラストマー材料を成形することによって得られる、被押圧部がその外周縁から外方に伸びる肉厚の小さい可変形部を介して基盤部に一体に形成されてなる押しボタン部材と、この押しボタン部材の被押圧部上に設けられた、透明性樹脂よりなるキートップ部材と、前記押しボタン部材の被押圧部と前記キートップ部材との間に設けられた、熱硬化性インクまたは熱硬化性塗料が硬化されてなる表示部を形成する中間層とを有し、前記中間層によって、前記押しボタン部材の被押圧部と前記キートップ部材とが接合されてなるキーボードスイッチを、インサート射出成形用金型を用いて製造する方法であって、透明性樹脂シート上に熱硬化性インクまたは熱硬化性塗料よりなる中間層材が形成された複合部材をインサート射出成形用金型内に配置し、その後、当該インサート射出成形用金型の型締めを行うことにより、当該複合部材から中間層材およびこれに関連するキートップ部材となる部分を切断分離すると共に、その中間層材の外面がキャビティに露出する状態とし、当該インサート射出成形用金型のキャビテイ内に溶融された熱可塑性ポリエステルエラストマー材料を注入することにより、被押圧部が中間層を介してキートップ部材に接合された状態で押しボタン部材を成形する成形工程を有し、前記インサート射出成形用金型として、キャビティにおける前記押しボタン部材の被押圧部に対応する位置にエジェクターピンが設けられているものを用い、このエジェクターピンが押し出されることにより、成形された押しボタン部材を離型させることを特徴とするキーボードスイッチの製造方法。
IPC (3件):
H01H 11/00 ,  C08L 67/02 ,  H01H 13/70

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