特許
J-GLOBAL ID:200903056233523411

医療用注射器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-165853
公開番号(公開出願番号):特開平10-057487
出願日: 1997年06月23日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】【課題】 一つ以上に分割された液室にそれぞれ導入した一つ以上の液体を、各液室から順次確実に注入できる医療用注射器を提供する。【解決手段】 注射器20は、一端に放出孔24を有し他端が開口する円筒管21と、円筒管21の内壁に密閉接触して開口端から管内に移動する弾性体からなる加圧ピストン31と、円筒管21内で放出孔24と加圧ピストン31との間に配置される弾性材料からなる少なくとも一個の自由ピストン33とを備える。加圧ピストン31と自由ピストン33と円筒管21とに包囲された空間からなる液室41には液体を保持できる。自由ピストン33は、その外表面と内部の空洞部48との間の少なくとも一部に、凹み可能な側壁35を有する。加圧ピストン31に対向する側の自由ピストンの外面に加わる圧力が十分に大きくなると、側壁35が空洞部48内方へ凹み、液室41内の液体が放出孔24に流出できる。
請求項(抜粋):
一端に放出孔(24)を有しかつ他端が開放端である円筒管(21)と、該円筒管(21)の内面に対し密閉接触を維持しつつ該開放端から該円筒管(21)の内側へ移動する弾性体からなる加圧ピストン(31)とを具備した医療用注射器(20)において、弾性材料からなる少なくとも一個の自由ピストン(33)を具備し、該自由ピストン(33)は、前記円筒管(21)内で前記放出孔(24)と前記加圧ピストン(31)との間に配置され、該加圧ピストン(31)と該自由ピストン(33)と該円筒管(21)とによって液室(41、41A 、41B )が形成され、前記自由ピストン(33)は、前記放出孔(24)側の一端に密閉手段(36、36A)を備え、前記加圧ピストン(31)側の他端(34)と該密閉手段(36、36A)との間の部分は、少なくとも一部が円錐台形の表面から成り、前記自由ピストン(33)の内部は、前記放出孔側(24)の一端の入口から前記密閉手段(36、36A)の高さよりもさらに深い位置まで空洞部(48)が広がり、前記自由ピストン(33)の前記空洞部(48)と前記円錐台形の表面との間の少なくとも一部は、少なくとも該空洞部の底から前記一端に渡るまで、凹み可能な壁(35)になっていて、液体が該円錐台形表面に及ぼす圧力の半径方向合力が該凹み可能な壁(35)の半径方向圧縮力に対する抵抗力と該空洞部(48)の内圧との和より大きくなったときに、該空洞部の内方へ落ち込み、前記自由ピストン(33)の前記一端が、前記凹み可能な壁(35)が落ち込んだときに、液体が前記放出孔(24)に流れ出ることができるように形成されること、を特徴とする医療用注射器。
IPC (2件):
A61M 5/315 ,  A61M 5/178
FI (2件):
A61M 5/315 ,  A61M 5/18

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