特許
J-GLOBAL ID:200903056235327296

サイン照合用テンプレートの作成方法及び装置並びにサイン照合装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-321912
公開番号(公開出願番号):特開平10-162135
出願日: 1996年12月02日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】【課題】 ファジー推論によりサイン照合を行うためのテンプレートを登録サインの特徴点から作成するに当って、その特徴点として、サイン登録者の個人性特徴を最も反映した部分を設定することができるようにする。【解決手段】 遺伝子操作部14にて、局所改善型の遺伝的アルゴリズムに従い、登録者が記述したサインの中から登録者の個人性特徴を最も反映した部分曲線を抽出し、テンプレート生成部16にて、各部分曲線毎に一致度をファジー推論するためのメンバシップ関数を生成することにより、サイン照合用のテンプレートを作成する。また部分曲線を特定する遺伝子座は、部分曲線が属するストローク番号と、そのストローク上での部分曲線の始点及び終点を表す情報から構成する。この結果、サイン照合部22でサイン照合する際の精度を確保しつつテンプレートのデータ量を少なくできる。
請求項(抜粋):
サイン筆記時の位置や筆圧等からなる時系列データを取り込み、該時系列データをサインの大きさ及び位置で正規化し、該正規化した時系列データからサインの個人性特徴を表わす複数の部分曲線を設定して、各部分曲線毎に、照合対象となるサインデータとの一致度をファジー推論するためのメンバシップ関数を生成し、該生成した各部分曲線毎のメンバシップ関数をサイン照合用のテンプレートとして設定するサイン照合用テンプレートの作成方法であって、前記部分曲線を設定する際には、まず、前記正規化した時系列データをサインが連続する領域毎に区分した複数のストロークの中から任意のストロークを選択し、該選択したストローク上の任意の区間を前記部分曲線として選択することにより、前記複数の部分曲線を初期設定すると共に、該複数の部分曲線を、夫々、部分曲線が属するストロークの番号,該ストローク上での部分曲線の始点,及び該ストローク上での部分曲線の終点を表す3種の情報からなる遺伝子座として設定し、次に、前記各部分曲線を表す複数の遺伝子座からなる遺伝子座群を前記サインの染色体として、予め設定された遺伝的アルゴリズムに従い遺伝子座を操作することにより、前記サインの個人性特徴を最適に表わすエリート染色体を生成し、該生成したエリート染色体を構成する各遺伝子座にて特定される部分曲線を、前記テンプレート作成用の部分曲線として設定すること、を特徴とするサイン照合用テンプレートの作成方法。

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