特許
J-GLOBAL ID:200903056240740517

新規な細胞接着阻害剤マクロスフェライドA及びB並びにそれらの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 和憲
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-131362
公開番号(公開出願番号):特開平8-325285
出願日: 1995年05月30日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【目的】 細胞接着阻害作用という新たな作用機序を有するマクロスフェライドAおよびB並びにそれらの製造法を得るものである。【構成】 ミクロスフェロプシス属に属するマクロスフェライドA及びBを生産する能力を有する微生物を培地に培養し、該培養物中にマクロスフェライドA及びBを蓄積せしめ、該培養物からマクロスフェライドA及びBを採取する。【効果】 細胞接着が深く関与する疾患、例えば癌転移、あるいは関節炎などの慢性炎症や喘息、アレルギー疾患に対しての効果が期待される。
請求項(抜粋):
次の理化学的性質を有する細胞接着阻害剤マクロスフェライドA及びB。〔1〕細胞接着阻害剤マクロスフェライドA(1)性状:無色針状結晶(2)元素組成:C16H22O8 (高分解能マススペクトルによる)(3)融点:141〜140°C(クロロホルム)(4)比旋光度〔α〕D 23+84.1 ゚(c=0.59,MeOH)(5)分子量:342(高速原子衝撃(FAB)マススペクトルによる)(6)紫外線吸収スペクトル:メタノール中で測定した紫外部吸収スペクトルは図1に示すとおりであり、207(log ε=4.21)nm付近に特徴的な吸収極大を示す(7)赤外線吸収スペクトル:KBr法で測定した赤外線吸収スペクトルは図2に示すとおりであり、1713,3428cm-1に吸収帯を有する(8)溶剤に対する溶解性:アセトン、酢酸エチル、エチルエーテル、ヘキサン、メタノール、エタノール、クロロホルムに可溶、水に難溶(9)呈色反応:硫酸、リンモリブデン酸、ヨウ素、P-アニスアルデヒドに陽性(10) 1H-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中):図3に示すとおり(11)13C-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中):図4に示すとおり〔2〕細胞接着阻害剤マクロスフェライドB(1)性状:無色板状結晶(2)元素組成:C16H20O8 (高分解能マススペクトルによる)(3)融点:148〜150°C(クロロホルム)(4)比旋光度:〔α〕D 23+4.1 ゚(c=0.985,MeOH)(5)分子量:340(高速原子衝撃(FAB)マススペクトルによる)(6)紫外線吸収スペクトル:メタノール中で測定した紫外部吸収スペクトルは図5に示すとおりであり、210(log ε=4.15)nm付近に特徴的な吸収極大を示す(7)赤外線吸収スペクトル:KBr法で測定した赤外線吸収スペクトルは図6に示すとおりであり、3458,1743,1726,1705cm-1に吸収帯を有する(8)溶剤に対する溶解性:アセトン、酢酸エチル、エチルエーテル、ヘキサン、メタノール、エタノール、クロロホルムに可溶、水に難溶(9)呈色反応:硫酸、リンモリブデン酸、ヨウ素、P-アニスアルデヒドに陽性(10) 1H-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中):図7に示すとおり(11)13C-核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中):図8に示すとおり
IPC (7件):
C07G 17/00 ,  C12N 1/14 ,  C12P 1/02 ,  A61K 35/70 ABE ,  A61K 35/70 ABF ,  A61K 35/70 ADU ,  C12R 1:645
FI (6件):
C07G 17/00 C ,  C12N 1/14 A ,  C12P 1/02 Z ,  A61K 35/70 ABE ,  A61K 35/70 ABF ,  A61K 35/70 ADU

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