特許
J-GLOBAL ID:200903056261526329

湿式排煙脱硫装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 孝義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-302581
公開番号(公開出願番号):特開2003-103139
出願日: 2001年09月28日
公開日(公表日): 2003年04月08日
要約:
【要約】【課題】 pH値の低い吸収液が循環配管へショートパスして脱硫率が低下することを防止し、ガス入口ダクト周辺、特にその底面領域へ吸収液及び石膏スケールが蓄積して、通風損失が増大するのを回避する吸収塔を有する湿式排煙脱硫装置を提供すること。【解決手段】 被処理排ガスの入口ダクト2の底面と一体の遮へい板15の吸収塔内への張り出し長さBがその直下部に位置するバッフルプレート10の幅Wと同一、又はそれ以上に成る大きさにし、遮へい板15が脱硫された低pH値の吸収液を直接バッフルプレート10と循環タンク16の間に流下させないようにする。また、吸収塔1から遮へい板15を介してタンク16の中央部分に流下する吸収液は、SOxを吸収していない低pH値の吸収液をバッフルプレート10から遠ざけ、SOxを吸収したpH値の異なる吸収液と混合させ、酸化用空気9とより良く接触攪拌させるように作用する。
請求項(抜粋):
被処理ガスのガス入口ダクトと、ガス入口ダクトから導入された被処理ガスを吸収液と接触させて該ガス中の硫黄酸化物を除去し脱硫処理後の排ガスを排出するガス出口ダクトとを備えた吸収塔と、該吸収塔の下部に吸収液を貯留し、かつ貯留吸収液の一部を吸収塔本体内に供給して被処理ガスを吸収液と接触させるための吸収液循環タンクを備えた湿式排煙脱硫装置において、吸収液循環配管をガス入口ダクトの吸収塔との接続部の下方の吸収液循環タンクに取り付け、該吸収液循環タンクの吸収液循環配管取付部に対向する吸収液循環タンク内には吸収液中の気泡が吸収液循環配管内に流入するのを防ぐバッフルプレートを設け、被処理ガスのガス入口ダクトの吸収塔との接続部と吸収液循環タンク内の吸収液の液面との間であって、バッフルプレートの上方を覆う位置にガス入口ダクト底面付近に接続する遮蔽板を設けたことを特徴とする湿式排煙脱硫装置。
IPC (3件):
B01D 53/50 ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/77
FI (3件):
B01D 53/34 125 Q ,  B01D 53/34 125 E ,  B01D 53/34 ZAB
Fターム (9件):
4D002AA02 ,  4D002AC01 ,  4D002BA02 ,  4D002CA01 ,  4D002CA20 ,  4D002DA05 ,  4D002DA16 ,  4D002EA12 ,  4D002FA03

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