特許
J-GLOBAL ID:200903056290749787

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-018153
公開番号(公開出願番号):特開平8-210158
出願日: 1995年02月06日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【目的】目標バルブタイミングと実バルブタイミングとの誤差を解消するべく、基準バルブタイミングを学習するに当たり、学習期間の短期化及びバルブオーバーラップ量増大に伴う不具合の防止を図る。【構成】ECU70はバルブタイミングを制御するべくオイルコントロールバルブ80を制御する。目標変位角が最遅角時である場合、ECU70は最遅角学習を行い、目標バルブタイミングに対する検出された実バルブタイミングの偏差を校正する。学習完了後に、その校正結果による実バルブタイミングを目標バルブタイミングに向けてVVT50をフィードバック制御する。最遅角学習を行うに際しての初期値として、バルブタイミングの公差上の上限値を用いるため、はじめのうちは、最遅角学習値は比較的大きな値となり、最遅角学習が完了するまでの時間が短くなる。また、学習が完了するまでは、VVT50の制御が禁止され、過度なVVT50の作動が行われない。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトの回転に同期して所定のタイミングで駆動され、燃焼室に通じる吸気通路及び排気通路をそれぞれ開閉する吸気バルブ及び排気バルブと、前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出手段と、その運転状態検出手段によって検出された内燃機関の運転状態に応じた目標バルブタイミングを決定するための目標バルブタイミング決定手段と、前記吸気バルブ又は前記排気バルブのうち少なくともいずれか一方のバルブタイミングを変更させる可変バルブタイミング機構と、その可変バルブタイミング機構が配設された側におけるバルブの実バルブタイミングを検出するためのバルブタイミング検出手段と、前記目標バルブタイミング決定手段により決定された目標バルブタイミングが予め定められた所定バルブタイミングである場合に、前記バルブタイミング検出手段によって検出された実バルブタイミングを基準バルブタイミングとして学習する基準バルブタイミング学習手段と、その基準バルブタイミング学習手段によって学習された基準バルブタイミングを用いて目標バルブタイミングに対する実バルブタイミングの偏差を校正する実バルブタイミング校正手段と、その実バルブタイミング校正手段によって校正された実バルブタイミングを、前記目標バルブタイミング決定手段によって決定された目標バルブタイミングに収束させるため前記可変バルブタイミング機構を制御するバルブタイミング制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、前記基準バルブタイミング学習手段によって基準バルブタイミングが学習される際の学習初期値を、バルブタイミングの公差上のほぼ上限値とする初期値設定手段と、前記基準バルブタイミング学習手段による基準バルブタイミングの学習が完了するまでは、前記バルブタイミング制御手段による前記可変バルブタイミング機構の制御を禁止する制御禁止手段とを設けたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F02D 13/02 ,  F01L 1/34 ,  F02D 45/00 322 ,  F02D 45/00 340

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