特許
J-GLOBAL ID:200903056311063880

耐水素誘起割れ性の優れた高強度鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-074285
公開番号(公開出願番号):特開平5-271766
出願日: 1992年03月30日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】【目的】 耐HIC性、耐SSC性の優れた高強度鋼板(API規格X80級鋼)の製造方法。【構成】 連続鋳造スラブの中心偏析を改善するため、低C-低Mn-Nb-微量Ti鋼ベースに、それぞれ0.3%以下のCr,Moを複合添加した鋼を制御圧延・加速冷却する。これによって高強度・高靭性と優れた耐HIC性・耐SSC性を同時に達成することが可能となった。【効果】 耐HIC性・耐SSC性の優れたX80級鋼の製造ができるようになり、パイプラインの安全性のほか、鋼管の薄肉化により現地での溶接施工能率が大幅に向上した。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.02〜0.08、 Si:0.6以下、Mn:1.00〜1.40、 P :0.010以下、S :0.0015以下、 Nb:0.01〜0.06、Cr:0.10〜0.50、 Mo:0.10〜0.30、Ti:0.005〜0.025、 Al:0.06以下、Ca:0.001〜0.005、 N :0.001〜0.005、O :0.003以下に必要に応じて、さらにV :0.01〜0.10、 Ni:0.05〜0.50、Cu:0.05〜0.50の1種または2種以上を含有し、かつ0.5≦〔Ca〕(1-124〔O〕)/1.25〔S〕≦7.0を満足する残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を1100°C〜1280°Cの温度範囲に加熱して、950°C以下の累積圧下量60%以上、圧延終了温度680°C〜900°Cで圧延を行なった後、冷却速度3〜40°C/秒で350°C〜600°Cまで水冷、その後放冷することを特徴とする耐水素誘起割れ性の優れた高強度鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/28 ,  C22C 38/50
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-236420
  • 特開平3-064414
  • 特開昭63-243221

前のページに戻る