特許
J-GLOBAL ID:200903056311601440

固形分含量が高い感圧性シリコ-ン接着剤組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-067705
公開番号(公開出願番号):特開平5-098238
出願日: 1992年03月26日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】硬化して高い粘着性と高い剥離接着力を有する感圧性接着剤になることが可能な無溶剤型または高固形分含有オルガノポリシロキサン組成物の提供。【構成】(A)R3 SiO1/2 単位とSiO4/2 単位からなるトルエン可溶性の樹脂状コポリマ-、(B)25°Cで約10〜約500センチポイズの粘度を有するアルケニルで末端が停止したポリジオルガノシロキサン、(C)25°Cで約10〜約1000センチポイズの粘度を有するヒドリドで末端が停止したオルガノ水素ポリシロキサン0〜約90モル%、(D)水素を含有するポリジオルガノシロキサン系架橋剤約10〜約100モル%、(E)触媒量のヒドロシリル化触媒、および(F)有機溶剤0〜約40重量%からなる。
請求項(抜粋):
硬化して高い粘着性と高い剥離接着力を有する感圧性接着剤となることが可能なオルガノポリシロキサン組成物であって、(A)R3 SiO1/2 単位とSiO4/2 単位からなるトルエン可溶性の樹脂状コポリマ-[ただし、Rはアルキル基およびアルケニル基の中から選択される基であり、この樹脂状コポリマ-はコポリマ-の総重量を基準にして約0.2〜約5.0重量%のヒドロキシル基を含んでおり、全R基の少なくとも95%はアルキル基であり、R基のうちアルケニル基の総数は全R基の0〜0.5%であり、R3 SiO1/2 単位対SiO4/2 単位のモル比は約0.6〜約0.9である]約50〜約75重量部、(B)25°Cで約10〜約500センチポイズの粘度をもっており、一般式(I) R2 R1 2 SiO(R3 2 SiO)m SiR1 2 R2 [式中、各R1 は各々独立して1〜約10個の炭素原子を有するアルキル基またはアリ-ル基であり、R2 は1〜約10個の炭素原子を有するアルケニル基であり、各R3 は各々独立してR1 またはR2 であるが全R3 基の少なくとも99.5%はR1 であり、「m」は約1から約300までの範囲の数である]を有するアルケニルで末端が停止したポリジオルガノシロキサン、(C)ケイ素に結合した水素の含量が(C)と(D)のケイ素に結合した水素の合計含量を基準にして0〜約90モル%となるのに充分な量で存在し、(A)と(B)の混合物と相溶性であり、25°Cで約10〜約1000センチポイズの粘度をもっており、一般式(II) R4 2 HSiO(R5 2 SiO)a SiHR4 2 [式中、各R4 は各々独立して1〜約10個の炭素原子を有するアルキル基またはアリ-ル基であり、各R5 は水素またはR4であるが全R5 基の少なくとも99.5%はR4 であり、「a」は1から約500までの範囲の数である。ただし、ケイ素に結合した水素原子は(C)の1分子当たり少なくとも2個存在し、ケイ素に結合した水素原子を1個より多く有するケイ素原子は存在しない]を有する、ヒドリドで末端が停止したオルガノ水素ポリシロキサン、(D)ケイ素に結合した水素原子を鎖当たり2個より多く含有しており、ケイ素に結合した水素の含量が(C)と(D)のケイ素に結合した水素の合計含量を基準にして10〜約100モル%となるのに充分な量で存在し、本質的に、(1)25°Cで約5〜約12,000センチポイズの粘度と、ケイ素に結合した水素原子1個当たり約60〜約10,000グラムのヒドリド当量重量と、一般式(R6 )3 SiO[(R6 )2 SiO]x [HR6 SiO]y Si(R6 )3 [式中、R6 は約1〜約10個の炭素原子を有するアルキル基またはアリ-ル基であり、「x」は約0から約800までの範囲の数であり、「y」は約3から約100までの範囲の数である]を有する、水素を含有する線状のポリジオルガノシロキサン流体、ならびに、(2)本質的に、(a)(i)約60〜約100重量%のSiO4/2 単位および(R7 )2 HSiO1/2 単位[ただし、(R7 )2 HSiO1/2 単位対SiO4/2 単位の比は約0.6:1から約2:1までである]、および(ii)0〜約40重量%の(R7 )3 SiO1/2 単位および(R7 )2 SiO2/2 単位からなる、水素を含有する樹脂状シロキサンコポリマ-、および、(b)(i)約30〜約100重量%のR7 SiO3/2 単位および(R7 )2 HSiO1/2 単位[ただし、(R7 )2 HSiO1/2 単位対R7 SiO3/2 単位の比は約0.6:1から約2:1までである]、および(ii)0〜約70重量%の(R7 )3 SiO1/2 単位および(R7 )2 SiO2/2 単位からなる、水素を含有する樹脂状シロキサンコポリマ-より成る群の中から選択された、水素を含有する樹脂状シロキサンコポリマ-[ただし、R7 は1〜約6個の炭素原子を有する一価の炭化水素基であり、全R7 基の少なくとも95%はアルキル基である。また、この樹脂状シロキサンコポリマ-のヒドリド含量は約0.05〜約1.2重量%であり、ヒドリド当量重量はケイ素に結合した水素原子1個当たり約80〜約2000グラムである]より成る群の中から選択された、水素を含有するポリジオルガノシロキサン[ただし、(B)、(C)および(D)の合計は約25〜約50重量部であり、(A)、(B)、(C)および(D)の合計は100重量部であり、(C)と(D)中のケイ素に結合した水素原子対(A)と(B)中のオレフィン性不飽和基の比は約1.1:1から約15.0:1までの範囲であり、(C)と(D)の平均のヒドリド当量重量は(C)と(D)中のケイ素に結合した全水素原子を基準にしてケイ素に結合した水素原子1個当たり少なくとも1500グラムである]、(E)触媒量のヒドロシリル化触媒、ならびに(F)有機溶剤0〜約40重量%からなる組成物。

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