特許
J-GLOBAL ID:200903056331098400

エンジンの空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 政喜 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-064391
公開番号(公開出願番号):特開平10-259748
出願日: 1997年03月18日
公開日(公表日): 1998年09月29日
要約:
【要約】【課題】 燃料カットの行われる気筒について目標燃空比相当量の切換を伴う燃料リカバー時にも最適な高周波成分に対する壁流補正量を与える。【解決手段】 燃料カットの行われる気筒について燃料カット時に減少していく付着量を予測手段44が気筒別に予測する。燃料リカバーの行われる気筒について燃料リカバー時に、付着量Mfと気筒別付着量Mfnの差に分量割合Kmfを乗じた値を付着速度の気筒毎の1サイクル前の値として設定手段46が設定し、付着速度Vmfとこの付着速度の1サイクル前の値との差と低周波成分の応答ゲインAとから高周波成分に対する壁流補正量Chosn1を演算手段39が演算する。このようにして、気筒別の燃料カットを考慮して燃料リカバー時のChosn1を演算することで、燃料カット後に目標燃空比相当量の切換を伴う燃料リカバーが行われるときでも、Chosn1の不足による空燃比のリーン側への傾きを防ぐことができる。
請求項(抜粋):
運転条件に応じた基本噴射量を演算する手段と、目標燃空比相当量を運転条件に応じて演算する手段と、この目標燃空比相当量、エンジン負荷、エンジン回転数および温度に基づいて目標燃空比相当量に対する平衡付着量を演算する手段と、エンジン負荷、エンジン回転数および温度に基づいて分量割合を演算する手段と、前記平衡付着量とその時点での付着量との差を演算する手段と、この付着量差と前記分量割合とに基づいて壁流燃料のうちの低周波成分に対する壁流補正量としての付着速度を演算する手段と、燃料噴射に同期して今回噴射時の前記付着速度を今回噴射前の前記付着量に加算することにより付着量を更新する手段と、前記付着速度とこの付着速度の気筒毎の1サイクル前の値との差を演算する手段と、この付着速度差と前記低周波成分の応答ゲインとから壁流燃料のうちの高周波成分に対する壁流補正量を演算する手段と、前記目標燃空比相当量で前記基本噴射量を補正する手段と、この補正した基本噴射量と前記2つの壁流補正量とから燃料噴射量を演算する手段と、この噴射量の燃料を所定のタイミング毎に吸気管に供給する手段と、所定の条件で前記燃料の吸気管への供給を気筒別にカットする手段と、この燃料カットの行われる気筒について燃料カット時に減少していく付着量を気筒別に予測する手段と、所定の条件で前記燃料カットを解除して前記燃料の吸気管への供給を気筒別にリカバーする手段と、この燃料リカバーの行われる気筒について燃料リカバー時に、前記付着量演算手段により演算される付着量と前記燃料カット時気筒別付着量予測手段により予測される気筒別付着量の差に前記分量割合を乗じた値を前記付着速度の気筒毎の1サイクル前の値として設定する手段とを設けたことを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
IPC (4件):
F02D 41/04 330 ,  F02D 17/02 ,  F02D 41/10 330 ,  F02D 41/12 330
FI (4件):
F02D 41/04 330 P ,  F02D 17/02 U ,  F02D 41/10 330 J ,  F02D 41/12 330 J

前のページに戻る