特許
J-GLOBAL ID:200903056383470219

パイプの被覆アーク溶接方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-220421
公開番号(公開出願番号):特開平5-208277
出願日: 1992年08月19日
公開日(公表日): 1993年08月20日
要約:
【要約】【目的】 CO2 を含む腐食環境中にさらされるパイプの円周溶接において溶接金属の耐選択腐食性、靭性、耐割れ性を向上させる。【構成】 母材と溶接材料(高セルロース系溶接棒)の化学成分及びそれにより得られる溶接金属の化学成分範囲、特に溶接金属と母材とのMoの差ΔMoと溶接条件を規定した被覆アーク溶接方法。
請求項(抜粋):
パイプの円周溶接において、下記化学成分(重量%)の溶接金属が得られるような、パイプ母材?@と高セルロース系溶接棒?Aと溶接条件?Bとの組合せによるパイプの被覆アーク溶接方法。C ;0.05〜0.20%Si;0.05〜0.45%Mn;0.50〜2.00%Mo;0.03〜1.05%残部はFe及び不可避不純物からなり、かつ、溶接金属と母材とのMoの差により決められる下記の式(1)と溶接金属の化学成分から計算される式(2)を満足するものとする。ΔMo≧0.03% (1)PCM≦0.30% (2)ただし、PCM=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5Bこのとき不可避不純物は下記の範囲を満足するものとする。P ;≦0.030% S ;≦0.030% Al;≦0.10%N ;≦0.050% Nb;≦0.10% V ;≦0.10%Ti;≦0.10% Cr;≦1.00% Ca;≦0.0025%O ;≦0.10% Zr;≦0.05%?@母材の化学成分(重量%)C ;0.03〜0.15%Si;0.05〜0.50%Mn;0.50〜2.00%Al;0.005〜0.10%を含有し、または上記化学成分に加え、さらに下記の成分の中から1種または2種以上を含有し、Cu;0.05〜2.0%Ni;0.05〜2.0%Cr;0.05〜2.0%Mo;0.05〜1.0%Nb;0.005〜0.20%V ;0.005〜0.20%Ti;0.005〜0.20%B ;0.0005〜0.0020%Ca;0.0005〜0.0050%残部がFe及び不可避不純物を含むものとする。?A溶接棒の構成多量のセルロースを含む被覆剤原料を粘結剤と共に混練した被覆剤を、軟鋼心線または低合金鋼心線の外周に塗布してなる高セルロース系被覆アーク溶接棒において、被覆剤中に、下記の化学成分(重量%)MgO ;0.1〜7.0%酸化鉄(FeO換算);7〜25%TiO2 ;8〜19%SiO2 ;10〜30%Mn ;5〜27%を含有し、かつ、溶接棒全重量に対して、Mo;0.06〜1.10%を単独または複合添加した溶接棒であり、被覆剤の重量比を0.10〜0.19とし、または上記化学成分に加えて、下記成分を1種または2種以上含有したことを特徴とする高セルロース系溶接棒。Cu ;0.30〜2.00%(溶接棒全重量に対して)Ni ;0.30〜2.00%(溶接棒全重量に対して)Cu+Ni;0.30〜2.00%(溶接棒全重量に対して)B ;0.05〜0.5%(被覆剤全重量に対して)?B溶接条件棒径(心線径):3.2〜4.8mm電流の種類 :DCEP溶接電流 :90〜240A溶接速度 :100〜450mm/min溶接姿勢 :全姿勢(下進溶接)
IPC (6件):
B23K 9/23 ,  B23K 9/028 ,  B23K 9/14 ,  B23K 35/30 330 ,  B23K 35/365 ,  B23K101:06

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