特許
J-GLOBAL ID:200903056436043466

無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-288274
公開番号(公開出願番号):特開平10-132050
出願日: 1996年10月30日
公開日(公表日): 1998年05月22日
要約:
【要約】【課題】 簡単な手段で変速を入力軸の回転数及び入、出力軸間の伝達トルクの変化に応じて自動的に行い得るコンパクトな油圧式無段変速機を提供する。【解決手段】 入力軸1に固着したシリンダボディ12にラジアル型第1油圧ポンプP1 のプランジャ14群と、これらと油圧閉回路を介して連結されるラジアル型第2油圧ポンプP2 のプランジャ24群とを配設し、第1プランジャ14群を作動させる第1ポンプリング15をミッションケース5に枢軸17を介して揺動可能に支持し、シリンダボディ12に設けた遠心機構60により第1ポンプリング15を入力軸1の回転数の上昇に応じて変速比減少方向へ揺動付勢する第1シフト力F1 を発生させる一方、枢軸17のオフセットy配置により第1プランジャ14群の第1ポンプリング15に対する総合押力が第2シフト力F2 として第1ポンプリング15を変速比増加方向へ揺動付勢するようにした。
請求項(抜粋):
ミッションケース(5)に入力軸(1)及び出力軸(2)を同軸状に支承し、その入力軸(1)に固設されるシリンダボディ(12)と、このシリンダボデー(12)に放射状に配設される複数の第1プランジャ(14)と、これら第1プランジャ(14)を囲繞してそれらの外端に相対移動可能に係合し、シリンダボディ(12)の回転に伴い各第1プランジャ(14)に往復動を与えると共に、その往復動ストロークを調節すべく、ミッションケース(5)に枢軸(17)を介して揺動可能に支持される第1ポンプリング(15)とで可変容量のラジアル型第1油圧ポンプ(P1 )を構成し、また前記シリンダボデー(12)と、このシリンダボディ(12)に放射状に配設される複数の第2プランジャ(24)と、出力軸(2)に固設されると共にこれら第2プランジャ(24)を囲繞してそれらの外端に相対移動可能に係合し、シリンダボディ(12)との相対回転に伴い各第2プランジャ(24)に一定ストロークの往復動を与える第2ポンプリング(25)とで固定容量のラジアル型第2油圧ポンプ(P2 )を構成し、シリンダボディ(12)には、第1油圧ポンプ(P1 )に作動油を吸入されると共に第2油圧ポンプ(P2 )から作動油を吐出される高圧油路(29)と、第1油圧ポンプ(P1 )から作動油を吐出されると共に第2油圧ポンプ(P2 )に作動油を吸入される低圧油路(28)とを形成し、更に入力軸(1)の回転数の上昇に応じて変速比の減少側へ第1ポンプリング(15)を枢軸(17)周りに揺動付勢する第1シフト力(F1 )を発生させる遠心機構(60)を設ける一方、入、出力軸(1,2)間の伝達トルクの増加に応じて変速比の増加側へ第1ポンプリング(15)を枢軸(17)周りに揺動付勢する第2シフト力(F2 )を発生させるべく第1油圧ポンプ(P1 )における吸入領域(S)及び吐出領域(D)間の境界面(Bp)に垂直でシリンダボディ(12)の軸線と交わる直線(L)から所定距離(y)オフセットして枢軸(17)を配置したことを特徴とする、無段変速機。
IPC (2件):
F16H 39/18 ,  F16H 61/42
FI (2件):
F16H 39/18 ,  F16H 61/42 A

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