特許
J-GLOBAL ID:200903056485150804

コークス炉のコック開度制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中前 富士男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-220639
公開番号(公開出願番号):特開平11-050056
出願日: 1997年07月31日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】 炉団流量や分配管圧力などの変動の影響を受けることなく、各々の燃焼室で必要とする燃料ガス流量や空気流量を必要充分な精度で燃焼室に供給することの可能なコークス炉のコック開度制御方法を提供する。【解決手段】 予め計測して、求めた燃料ガスコック25の開度流量特性を用いて求めたコック開度φiに対応するコック流量比Piと炉団平均燃料ガス流量から炉団の平均的なコック毎最大流量Fmax,MEを計算し、コック毎最大流量Fmax,MEと分配管圧力及び燃焼室内圧力との関係から炉団の平均的なコック流量係数KMEを適応修正し、適応修正された設定流量係数KSVと分配管設定圧力及び燃焼室設定圧力からコック毎設定最大流量Fmax,SVを求め、コック毎設定最大流量Fmax,SVに基づいて、コック設定流量Fi,SVを開度流量特性を用いて設定開度φi,SVに変換して決定する。
請求項(抜粋):
石炭を装入して乾留する炭化室と該炭化室を両側から加熱するための燃焼室とを炉幅方向に交互に複数列備え、各々の該燃焼室に燃料ガスと空気を供給する流路、該流路に各々の該燃焼室に供給する前記燃料ガスと空気の流量を調整する燃料ガスコックと空気コック及び各々の前記燃焼室から排出された排ガスを通す水平煙道を有するコークス炉のコック開度制御方法において、以下の手順を有することを特徴とするコークス炉のコック開度制御方法。手順1:前記燃料ガスコックの開度と流量との関係を予め計測して、最大開度と最大流量を用いて正規化した開度流量特性を設定する。手順2:前記開度流量特性を用いて求めたコック開度に対応するコック流量比と炉団平均流量から炉団の平均的なコック毎最大流量を計算する。手順3:前記炉団の平均的なコック毎最大流量と分配管圧力及び燃焼室内圧力との関係から炉団の平均的なコック流量係数を適応修正する。手順4:該適応修正された設定流量係数と分配管設定圧力及び燃焼室内設定圧力からコック毎設定最大流量を求める。手順5:前記コック毎設定最大流量に基づいて、コック設定流量を設定流量比に変換する。手順6:前記設定流量比に基づいて、前記開度流量特性を用いて設定開度に変換する。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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