特許
J-GLOBAL ID:200903056507231340

リニアソレノイド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-021168
公開番号(公開出願番号):特開平10-225082
出願日: 1997年02月04日
公開日(公表日): 1998年08月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】リターンスプリングを用いることなく、通電遮断時に所定の中立位置に良好に保持され、通電量と通電方向に応じてこの中立位置から前後任意の方向へ通電電流量及び通電方向に比例して変位可能なリニアソレノイドを提供する。【解決手段】通電遮断時(非通電時)には、プランジャ10は、永久磁極面120の中央部とネック部211とが軸方向に重なる通電0位置に保持される。励磁コイル23に所定方向に通電すると、プランジャ10の永久磁極面120とインナーヨーク21の両磁極片部213との間には吸引力及び反発力が働き、これらの力により軸方向スラストが生じる。この軸方向スラストにより通電電流量に応じてプランジャ10はほぼリニアに変位し、通電方向の変更により軸方向スラストの方向は反対となる。
請求項(抜粋):
磁気抵抗が最大となるネック部を挟んで軸方向両側に形成される一対の磁極片部をそれぞれ有して軸方向へ配列される複数のリングコアと、前記リングコアに巻装されて通電により隣接する一対の前記リングコアを逆向きに磁化する励磁コイルと、各前記ネック部に近接して外周面に個別に磁極面を形成する永久磁石を有して軸方向へ摺動自在に配設されるプランジャと、隣接する一対の前記リングコアを磁気的に接続して前記両リングコア及び前記プランジャとともに有ギャップ磁気回路を形成するヨークとを備え、前記各磁極片部は、前記ネック部から離れるに従って前記プランジャの磁極面から次第に遠ざかる形状を有し、前記プランジャの前記各磁極面は、前記励磁コイルへの非通電時に前記リングコア側に最も近接する軸方向中央部から離れるに従って前記リングコアから次第に遠ざかる形状を有し、前記プランジャの前記両磁極面の軸方向ピッチは、隣接する前記ネック部の軸方向ピッチに等しく設定されることを特徴とするリニアソレノイド。

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