特許
J-GLOBAL ID:200903056516484960

偽造防止紙の製造及び検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 英彦 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-341004
公開番号(公開出願番号):特開2000-192397
出願日: 1999年11月30日
公開日(公表日): 2000年07月11日
要約:
【要約】【課題】 蛍光染料を利用した偽造防止紙において紙から滲み出す染料の量を最小にする。【解決手段】 偽造防止紙の製造プロセスにおいて1つもしくは複数の蛍光剤を含んだ木質繊維ルーメンを何パーセントか加える。このルーメンは通常の光では普通に見えるが、何らかの放射手段に曝されると発光する。
請求項(抜粋):
放射線源により検出可能な偽造防止紙の製造方法であって、溶液中に蛍光染料を溶解させる段階と、ルーメンを有する木質繊維を固形分が最高50%になるまで脱水する段階と、溶解した蛍光染料と脱水した木質繊維とを蛍光染料が繊維のルーメン内に入り込むように混合する段階と、蛍光染料が入り込んだ木質繊維を洗浄して前記ルーメンの外側に存在する余分な蛍光染料をほぼ除去する段階と、蛍光染料をほぼ前記ルーメン内に封入する段階と、蛍光染料が入り込んだ木質繊維を乾燥する段階と、洗浄後のルーメンを有する木質繊維を製紙パルプ供給物内にその全供給物のZ2の濃度で導入する段階とを有し、であり、Z1= 供給物中におけるルーメンを有する繊維の0.454 kg/977.2 kg(lbs/ton)での繊維量、であり、洗浄後のルーメンを有する木質繊維は少なくとも10億分の1から25%までの間の濃度で導入されるものであり、さらに、ルーメンを有する供給物を偽造防止紙に形成する段階を有し、ルーメンを有する繊維内の蛍光染料を放射線源を用いて検出可能である、方法。

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