特許
J-GLOBAL ID:200903056529283807

内燃機関の空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-313572
公開番号(公開出願番号):特開平7-166980
出願日: 1993年12月14日
公開日(公表日): 1995年06月27日
要約:
【要約】【目的】蒸発燃料の吸引を行なう機関にあって、理論空燃比運転から希薄空燃比運転への切り換えに伴う機関運転性の悪化を防止することができる内燃機関の空燃比制御装置を提供すること。【構成】指定領域内において空燃比フィードバック補正係数αが所定範囲内に収束したこと(S44,45,46)、及び学習値αmが指定領域全てで収束したこと(S48)に基づいて、キャニスタ14に吸着された蒸発燃料の機関1への吸引(パージ処理)が十分に進行したと判断し、その上でリーン運転への移行を許可するようにしたので(S49)、リーン運転におけるフィードフォワード制御時のパージ処理の進行に伴う実際の空燃比の目標希薄空燃比からのリーン化を確実に防止することができ、以って機関運転の安定度の低下を防止することができる。
請求項(抜粋):
燃料タンクにて発生する蒸発燃料を吸着手段により一時的に吸着し、該吸着手段を機関吸気系と連通させ、該吸着手段に吸着された蒸発燃料を離脱して機関吸気系に導き処理するようにした蒸発燃料蒸散防止装置を備える一方、機関運転状態を検出する運転状態検出手段と、機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、該空燃比検出手段が検出する実際の機関吸入混合気の空燃比を理論空燃比に近づけるように空燃比の基本制御値を空燃比フィードバック補正値により増減補正して空燃比をフィードバック制御する空燃比フィードバック制御手段と、機関運転領域を複数の運転領域に分割し、前記運転状態検出手段により検出された運転状態に対応する運転領域毎に前記空燃比フィードバック補正値の基準値からの偏差を縮小するように更新修正される学習値を用いて前記基本制御値を修正する空燃比学習手段と、希薄空燃比運転を許可する条件を検出する希薄空燃比運転条件検出手段と、希薄空燃比運転条件が検出されたときに、前記空燃比フィードバック制御手段による空燃比フィードバック制御を禁止して、予め定めた希薄燃焼補正値と、前記空燃比学習手段により更新修正された学習値と、に基づいて実際の機関吸入混合気の空燃比が目標希薄空燃比となるように空燃比の基本制御値をフィードフォワード制御する希薄空燃比制御手段と、を備えた内燃機関の空燃比制御装置において、前記希薄空燃比運転条件検出手段が、希薄空燃比運転許可領域内の指定された複数の運転領域において、前記空燃比フィードバック補正値が所定範囲内に収束し、かつ前記学習値が所定範囲内に収束したことを条件に希薄空燃比運転を許可する希薄空燃比運転許可判定手段を備えたことを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
IPC (6件):
F02M 25/08 301 ,  F02D 41/02 301 ,  F02D 41/14 310 ,  F02D 41/14 ,  F02D 45/00 301 ,  F02D 45/00 340
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭61-087935
  • 特開昭62-165555
  • 特開昭60-075737
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審査官引用 (4件)
  • 特開昭61-087935
  • 特開昭62-165555
  • 特開昭60-075737
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