特許
J-GLOBAL ID:200903056545336031

差動継電装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 鈴江 武彦 ,  村松 貞男 ,  坪井 淳 ,  橋本 良郎 ,  河野 哲 ,  中村 誠 ,  河井 将次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-167263
公開番号(公開出願番号):特開2004-015930
出願日: 2002年06月07日
公開日(公表日): 2004年01月15日
要約:
【課題】保護領域外での事故において各端子のCTの飽和度に大きな差があっても、正確に事故発生領域を判別することにある。【解決手段】複数端子を送電線により連繋してなる電力系統の全ての端子のCTより入力する電流を所定の時間間隔でサンプリングした後にディジタル変換し、これらのデータを用いて動作量データと抑制量データを作成し、これら動作量データおよび抑制量データから比率差動演算を実行して保護領域内の事故の発生を判別する差動継電装置において、全てのCTの飽和に対する性能と事故時の系統情報を設定して保存し、これらの情報からCT飽和発生時の飽和時動作量と飽和時抑制量を予測し、このデータを用いても誤動作のない差動演算の特性を新たに設定する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
複数端子間を送電線により連繋してなる電力系統の前記各端子より変流器を介して取込まれる電流を所定の時間間隔でサンプリングした後にディジタル変換して得られる保護領域に対応する各端子のデータを収集するデータ取得手段と、 このデータ取得手段により収集された各端子のデータから動作量を算出する動作量データ作成手段と、 前記データ取得手段により収集された各端子のデータから抑制量を算出する抑制量データ作成手段と、 前記各端子の変流器の飽和現象に関する特性を予め設定する変流器情報設定手段と、 系統に事故が発生した場合の事故電流に関する情報を予め設定する系統情報設定手段と、 系統事故発生時に前記変流器情報設定手段および系統情報設定手段にそれぞれ設定された条件から変流器飽和現象に伴い発生すると考えられる飽和時動作量と飽和時抑制量とを予測する第1の演算手段と、 この第1の演算手段により得られた飽和時動作量と飽和時抑制量とから比率差動演算の誤動作を防止し得る演算係数と定数を予め設定する第2の演算手段と、前記電力系統の事故時に前記動作量および前記抑制量と前記第2の演算手段により設定された演算係数とを用いて所定の比率差動演算を実行し、事故が保護領域の内部か外部かを判定する第3の演算手段と、 この第3の演算手段の演算結果から事故発生領域の遮断器に対し遮断出力を送出する出力手段とを備えたことを特徴とした差動継電装置。
IPC (1件):
H02H3/28
FI (3件):
H02H3/28 U ,  H02H3/28 A ,  H02H3/28 K
Fターム (4件):
5G047AA01 ,  5G047BB01 ,  5G047CA03 ,  5G047CB03

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