特許

J-GLOBAL ID：200903056548846235

強度と成形性に優れたAl-Zn-Mg系合金中空形材およびその製造方法

発明者： 市之瀬 晃
出願人/特許権者： 古河アルミニウム工業株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-019355
公開番号（公開出願番号）：特開平6-212338
出願日： 1993年01月11日
公開日（公表日）： 1994年08月02日
要約：

【要約】【目的】金属組織をすべて押出方向に沿った繊維状組織とすることで、バンパーリィンホースメントやドアビームといった自動車用中空部材に要求される、強度、曲げ加工性、耐SCC性、耐食性に優れたAl-Zn-Mg系合金中空形材を得る。【構成】Zn 5.0〜 6.0wt%、Mg 1.2〜 1.8wt%、Cu0.20〜0.50wt%、Zr0.10〜0.50wt%、Fe+Siを0.10〜0.60wt%かつFe/Siが 1.5以上、さらにMn0.01〜0.10wt%、Cr0.01〜0.10wt%の1種または2種を含有し、残部が実質的にAlのAl-Zn-Mg系合金鋳塊を、 420〜 520°Cで 2〜24時間の条件で均質化処理し、その後 430〜 520°Cで押出加工を行い、室温まで冷却後、人工時効処理として一段目を90〜 110°Cで 2〜12時間、二段目を 120〜 170°Cで 5〜24時間の条件で熱処理を行う。

請求項（抜粋）：

Zn 5.0〜 6.0wt%、Mg 1.2〜 1.8wt%、Cu0.20〜0.50wt%、Zr0.10〜0.50wt%、Fe+Siを0.10〜0.60wt%かつFe/Siが 1.5以上となるように含有し、さらにMn0.01〜0.10wt%、Cr0.01〜0.10wt%の1種または2種を含有し、その他の不純物はそれぞれ0.05wt%以下、かつ合計で0.15wt%以下、残部がアルミニウムからなるAl-Zn-Mg系合金の中空形材であって、前記中空形材の金属組織がすべて押出方向に沿った繊維状組織となっていることを特徴とする、強度と成形性に優れたAl-Zn-Mg系合金中空形材。

IPC (2件)：

C22C 21/10 ,  C22F 1/053