特許
J-GLOBAL ID:200903056550519721

車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-318240
公開番号(公開出願番号):特開平9-328013
出願日: 1996年11月28日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 車両搭載の発熱部品33からの廃熱を回収して、ガスインジョクション用の冷媒に吸熱させることにより、低外気温時における暖房能力を、消費電力の増大を抑制しつつ、効果的に向上させる。【解決手段】 暖房時には、圧縮機22、室内凝縮器12、固定絞り26、気液分離器25、膨張弁27、および室外熱交換器24からなる閉回路で冷媒を循環するとともに、気液分離器25で分離された中間圧のガス冷媒を通路22dを通してガスインジェクションポート22cに導入する。さらに、気液分離器25内に水冷媒熱交換器32を設置し、この熱交換器32に、車両側発熱部品33から受熱した冷却水を三方弁35を介してポンプ34により循環させる。これにより、熱交換器32にて液冷媒に循環冷却水から吸熱させる。
請求項(抜粋):
発熱部品(33)を搭載している車両に適用される空調装置であって、一端側に空気の吸入口(3、4、5)を有し、他端側に車室内への吹出口(8、9、10)を有する空調空気通路(2)と、この空調空気通路(2)に設置され、この空調空気通路(2)を通して空気を前記吸入口(3、4、5)側から前記吹出口(8、9、10)側へ送風する送風機(7)と、前記空調空気通路(2)に設置され、前記空調空気通路(2)内の空気と冷凍サイクルの冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器(11、12)と、前記空調空気通路(2)の外部に設置され、外気と前記冷凍サイクルの冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器(24)と、前記冷凍サイクルの低圧側の蒸発後の冷媒を吸入する吸入ポート(22b)、前記冷凍サイクルの中間圧のガス冷媒を導入するガスインジェクションポート(22c)、および圧縮された冷媒を吐出する吐出ポート(22a)を有する圧縮機(22)と、前記冷凍サイクルの高圧側の凝縮後の冷媒を中間圧まで減圧する第1減圧手段(26)と、この第1減圧手段(26)で減圧された中間圧冷媒の気液を分離する気液分離器(25)と、この気液分離器(25)で分離されたガス冷媒を前記ガスインジェクションポート(22c)に導くガスインジェクション用通路(22d)と、前記気液分離器(25)で分離された液冷媒を減圧する第2減圧手段(27)と、前記発熱部品(33)からの廃熱を前記中間圧冷媒に吸熱させる熱交換手段(32)とを備え、暖房時には、前記圧縮機(22)、前記室内熱交換器(12)、前記第1減圧手段(26)、前記気液分離器(25)、前記第2減圧手段(27)、および前記室外熱交換器(24)の順に冷媒が循環するとともに、前記気液分離器(25)で分離され、かつ前記発熱部品(33)からの廃熱を吸熱したガス冷媒を前記ガスインジェクション用通路(22d)を通して前記ガスインジェクションポート(22c)に導入することを特徴とする車両用空調装置。
IPC (6件):
B60H 1/22 ,  B60H 1/32 624 ,  F25B 1/00 311 ,  F25B 1/00 321 ,  F25B 27/02 ,  F25B 43/00
FI (6件):
B60H 1/22 ,  B60H 1/32 624 H ,  F25B 1/00 311 B ,  F25B 1/00 321 B ,  F25B 27/02 Z ,  F25B 43/00 N

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