特許
J-GLOBAL ID:200903056627079053

透過型三次元断層撮影装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-338789
公開番号(公開出願番号):特開平6-181918
出願日: 1992年12月18日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 比較的簡単な投影データ測定方法と二次元断層画像再構成アルゴリズムを有効に拡張して、画像歪みやクロストーク等が少なく高精細な三次元断層画像の再構築を実現することができる透過型三次元断層撮影装置を提供する。【構成】 被写体に対してコーンビーム状の放射線を照射する放射源と、被写体を透過して来た透過放射線を二次元的に検出する像検出手段とを円軌道等に沿って走査させ、広視野角の放射線を被写体に照射したときに求まる投影データの所定の高周波成分から二次元逆投影データに基く第1の二次元断層画像を構成すると共に、狭視野角の放射線を被写体に照射したときに求まる投影データの所定の低周波成分から二次元逆投影データに基く第2の二次元断層画像を構成し、これら第1,第2の二次元断層画像を合成することにより最終的に三次元断層画像を再構成することとした。
請求項(抜粋):
被写体に対して、放射線を任意の視野角でコーン状に放射する放射線源と、該被写体内を透過した透過放射線を二次元的に検出することにより、二次元投影データを発生する像検出手段と、該放射線及び像検出手段又は被写体のいずれか一方を螺旋状の軌道又は複数の円状の軌道に沿って相対回転させつつ該軌道面と直交する方向に相対移動出来る駆動手段と、上記放射線源が上記被写体全体を包含する広視野角のコーン状の放射線を放射させた状態で、上記駆動手段が上記相対回転駆動を行うときに、所定の回転角毎に上記像検出手段が検出する第1の二次元投影データを入力し、第1の二次元投影データに所定の再構成フィルタを重畳積分して得られる新たな二次元投影データに基いて、予め設定されている複数のスライス断面に対応する逆投影画像を形成すると共に、逆投影画像の所定の高周波成分に基いて各々のスライス断面に対応する二次元断層画像を再構成する広角度データ解析手段と、上記放射線源が上記被写体の一部分に対して放射させた状態で、上記駆動手段が上記相対回転駆動及び上記相対移動を行うときに、所定の回転角毎に上記像検出手段が検出する第2の二次元投影データを入力し、第2の二次元投影データに所定の再構成フィルタを重畳積分して得られる新たな二次元投影データに基いて、予め設定されている複数のスライス断面に対応する逆投影画像を形成すると共に、逆投影画像の所定の低周波成分に基いて各々のスライス断面に対応する二次元断層画像を再構成する狭角度データ解析手段と、上記広角度データ解析手段と狭角度データ解析手段で再構成された上記両二次元断層画像を合成して三次元断層画像を再構成する構成処理手段と、を具備することを特徴とする透過型三次元断層撮影装置。
IPC (3件):
A61B 6/03 311 ,  A61B 6/03 313 ,  A61B 6/03 360

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