特許
J-GLOBAL ID:200903056646449678

表面性状の優れた高強度H形鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-012355
公開番号(公開出願番号):特開平8-199233
出願日: 1995年01月30日
公開日(公表日): 1996年08月06日
要約:
【要約】【目的】 建造物の構造部材に用いる強度、靭性、耐火性の優れたフランジを有する形鋼を経済的に製造する。【構成】 CrとCuを含有する特定成分を有し、熱間圧延工程とその後の冷却過程において鋼材表面にCr酸化物を生成し、この酸化物で鋼材を被覆し耐食性を保ち、併せて圧延温度コントロールおよび圧延後の加速冷却によりスケール厚みを10μm以下に抑制し、平滑な表面を確保し、かつCuの含有により耐候性を備え、かつフランジ外側面に頻発するヘゲ疵の発生を防止し、併せて強度、靭性に優れたH形鋼とこのH形鋼を製造するために加熱段階での温度域と保持時間、圧延工程での水冷、圧延後の加速冷却を制御する製造方法。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.05〜0.15%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.8〜2.0%、N:0.003〜0.015%、Al≦0.005%、Cr:0.50〜1.50%、Cu:0.30〜1.00%、を含み、残部がFe、及び不可避不純物からなる溶鋼を連続鋳造で鋳片に鋳造し、該鋳片を1100〜1300°Cの温度域に1時間以上3時間未満再加熱した後に圧延を開始し、粗圧延工程初期でフランジ外側面に相当する部位をデスケーリングし、750〜1050°Cの温度範囲で仕上圧延をさせ、その後ただちに700°Cから400°Cまでの鋼材の平均冷却速度を0.5°C/s〜10.0°C/sの範囲内で加速冷却することを特徴とする表面性状の優れた高強度H形鋼の製造方法。
IPC (6件):
C21D 8/00 ,  B21B 3/00 ,  C21D 9/00 102 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/20 ,  C22C 38/42

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