特許
J-GLOBAL ID:200903056668466568

移動農機の走行伝動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧 哲郎 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-032868
公開番号(公開出願番号):特開平8-205664
出願日: 1995年01月31日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】【目的】機体の無用な旋回を機構的に防止して操向制御を簡易化し、且つ機体の緩旋回を円滑に行うこと。【構成】変速軸10の下流に中間軸16を配置し、中間軸16の回転により緩旋回駆動ギヤ49及び逆転ギヤ48を駆動する構成とする。このため緩旋回モードで副変速レバーを中立にしたときは、変速軸10と中間軸16は停止状態であり緩旋回駆動ギヤ49は回転しない。従って、ステアリングレバーを操作して切換クラッチ52、53を接続しても出力軸62、63は回転しない。このため機体の無用な旋回を防止して操向制御が簡易になる。また、この中間軸16の回転が、緩旋回駆動ギヤ49を介して一方の出力軸62または63に伝達し、緩旋回内側の回転数と緩旋回外側の回転数の回転比は、摺動子13を切換える前と変わらない。このため緩旋回モードのときに高速側に副変速レバーを操作しても、緩旋回内側のクローラが引きずられることがなく、円滑に緩旋回できる。
請求項(抜粋):
機体左右に独立回転するクローラを配し、エンジンの動力を前記クローラに伝達するミッションを設け、前記ミッションの左右一対の出力軸をそれぞれ前記クローラに連結し、前記ミッションの入力軸と出力軸の間に配備した変速軸を入力軸に高速・低速切換自在に連結し、また前記ミッションにはクラッチとブレーキを一体に組付けたサイドクラッチ・ブレーキを左右独立に設け、前記左右一対の出力軸をそれぞれ前記左右のサイドクラッチ・ブレーキを介して前記変速軸に連結する一方、前記変速軸の伝動経路下流に中間軸を配備してこの中間軸により駆動する緩旋回駆動ギヤ及び逆転ギヤを設け、前記左右一対の出力軸をそれぞれの左右の切換クラッチを介して前記緩旋回駆動ギヤか逆転ギヤのいずれかに切換え可能に連結し、前記左右のサイドクラッチ・ブレーキ及び切換クラッチを操作することにより、前記左右の出力軸の一方に緩旋回駆動ギヤの回転を伝達して両出力軸を所定の速度差を有した状態で同一方向に駆動する緩旋回状態と、前記左右の出力軸の一方にサイドクラッチ・ブレーキの制動を掛けるピボットターン状態と、前記左右の出力軸の一方に逆転ギヤの回転を伝達して他方の出力軸に対し逆方向に駆動するスピンタ-ン状態と、のいずれかに切換自在に構成したことを特徴とする移動農機の走行伝動装置。
IPC (2件):
A01D 69/06 ,  A01D 69/00

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