特許
J-GLOBAL ID:200903056695088419

フィードフォワード増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-216877
公開番号(公開出願番号):特開平11-068470
出願日: 1997年08月11日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】【課題】歪成分である誤差の抽出精度を高め、かつ、パイロット信号の流出を抑えることが可能な改良されたフィードフォワード増幅器を提供すること。【解決手段】パイロット信号発振器とパイロット信号を主増幅器の出力信号に重畳するための第3電力合成器との間に開閉器を設け、かつ、誤差抽出時に開閉器を開状態にし、誤差除去時に開閉器を閉状態にする第3制御手段を開閉器に接続する。
請求項(抜粋):
入力信号を第1系統と第2系統へ分配する第1電力分配器と、第1系統に分配された入力信号を増幅する主増幅器と、主増幅器の出力信号を第3系統と第4系統へ分配する第2電力分配器と、第2系統に分配された入力信号に対して減衰量と位相量の調節を行なう第1ベクトル調整器と、第3系統に分配された出力信号と第1ベクトル調整器の出力信号との加算を行なう第1電力合成器と、第1電力合成器の出力信号を増幅する誤差増幅器と、誤差増幅器の出力信号のレベルを検出する第1レベル監視手段と、第1レベル監視手段の検出レベルが最小となるように第1ベクトル調整器の減衰量と位相量を調節する第1制御手段と、特定周波数のパイロット信号を生成する発振器と、当該発振器出力のパイロット信号を第1電力分配器から第2電力分配器へ至る信号経路上の任意の一点に供給するための第3電力合成器とを有する誤差抽出ループ、及び誤差増幅器の出力信号に対して減衰量と位相量の調節を行なう第2ベクトル調整器と、第4系統へ分配された出力信号と第2ベクトル調整器の出力信号との加算を行なう第2電力合成器と、第2電力合成器の出力信号に含まれるパイロット信号のレベルを検出する第2レベル監視手段と、第2レベル監視手段の検出レベルが最小となるように第2ベクトル調整器の減衰量と位相量を調節する第2制御手段とを有する誤差除去ループの2個の信号相殺ループを備えたフィードフォワード増幅器において、前記パイロット信号発振器と第3電力合成器の間に開閉器を設け、更に、第1制御手段が第1ベクトル調整器の減衰量及び位相量を調節する動作を行なっているときにパイロット信号の供給を断ち、第2制御手段が第2ベクトル調整器の減衰量及び位相量を調節する動作を行なっているときにパイロット信号を供給するように前記開閉器の開閉を制御する第3制御手段を設けたことを特徴とするフィードフォワード増幅器。

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